あしあと
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まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約464万トンにもなります。これは、1人当たり1日約102g(おにぎり1個分)の食べ物を捨てていることになります。
食品ロスは、事業所や飲食店、家庭などさまざまな場所で発生していますが、このうち家庭からの発生が約50%を占めています。
家庭から出される生ごみのうち、消費期限が切れてしまい使うことなく捨ててしまう「直接廃棄」や「食べ残し」のほか、調理の際に野菜の皮を厚く剥いてしまうなど、食べられる部分まで捨てている「過剰除去」が食品ロスの大きな原因になっています。
家庭での食品ロスは「気付き」と「工夫」により削減することができます。廃棄量を減らすだけでなく、家計にとってもメリットとなりますのでご協力をよろしくお願いします。
※数値は令和5年度推計値
家庭の中ではさまざまな食品ロスが発生していますが、日々の生活の中でそれに気付くことは中々難しいかもしれません。
「食品ロスダイアリー」とは、家庭で廃棄した食品を一定期間記録するものです。
記録をつけることで、私たちが生活の中で「何」を「どれだけ」、「なぜ」捨ててしまったのかに気付くことができます。
まずは7日間、はじめてみませんか!
消費者庁が公開している「食品ロス削減:啓発用冊子/計ってみよう!家庭での食品ロス(令和6年3月版)」のp4-5のチェックシートを使用して、家庭の食品ロスを見える化しましょう!
値段が安いからといって食材を買い過ぎたり、在庫があるのを忘れて同じ食材を買ってしまったりすることは、結局使い切れずに食材を腐らせてしまう原因にもなります。
買い物の前には食品の在庫を確認し、必要なものだけを買うようにしましょう。
食べ残しなどを減らすために、料理は食べられる量だけつくるようにしましょう。
また、中途半端に残ったら別の料理に活用するなど、食べ切る工夫をしてみましょう。
「消費期限」は、品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを超えたものは食べないほうが安全ですが、「賞味期限」は、品質の劣化が比較的遅い食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを超えてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
スーパーやコンビニなどで買い物をする際、賞味期限や消費期限の長い商品を選択しようと、棚の奥から商品を取ることはありませんか?
すぐに使う(食べる)予定の食材(食品)は、商品棚の手前から取ることで販売期限切れの食材・食品の廃棄を防ぐことができます。
「フードドライブ」とは、企業や家庭で余ってしまった食品を回収する活動です。
使わずに捨ててしまう「直接廃棄」を減らしながら、お困りの方々への支援へとつながります。
ご家庭で余ってしまった食品がありましたら、受け取り窓口(富津市社会福祉協議会)までご寄付ください。
受け取り・ご相談窓口
富津市社会福祉協議会(富津市役所本庁舎1階) 電話:0439-87-9611
| 品目 | 条件 |
|---|---|
※アルコール類は受け付けておりません。 |
|
外食のときには、ボリュームが予想外に多かったなどの理由で食べ切れない場合があります。 それを減らすために、次のような工夫をしてみましょう。
3010運動とは、宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンで
と呼びかけ、食品ロスを削減するものです。
職場や知人との宴会から始めていただき、一人ひとりが「もったいない」を心がけ、無駄なく美味しく宴会を楽しみましょう。
※これらの削減の工夫は一例です。「どうしたら食品ロスを減らせるか。」各自が工夫し、取り組んでみてください!
これらの工夫により、仮に1世帯あたり1日に「100グラム」の食品ロスの削減が出来れば、富津市では年間で約650トンの「可燃ごみ」が減り、約1,880万円のごみ処理経費が節約されることになります。
※「100グラム」ってどれくらい?(目安)
野菜類…きゅうり1本分、玉ねぎ1/2個分、キャベツ1/5個分
いも類…里いも2個分、ジャガイモ2/3個分
魚介類…いわし1尾分、さんま2/3尾分
その他…おにぎり1個分、納豆2パック分
まずは、できることから実践してみましょう!