あしあと
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令和7年3月
卒園・進級が間近になった3月。環境が変わることへのドキドキやワクワクを感じながら、日々過ごしている子ども達。残り少ない日々の中で、大好きなお友達と過ごす時間を大切にしながら日々を過ごしています。
みんなで一緒に行ける最後の遠足『お別れ遠足』では、子ども達のリクエストで鴨川シーワールドに行きました。大迫力のシャチのショーや可愛いペンギン、さまざまな海の生き物を間近で見ることができ、大喜び!「次、あっちに行こう!」「あれ見たい!」と、パワフルにシーワールド内を巡っていく子ども達に、保育士がついていくのがやっとな程…。しかし、子ども達が心の底から楽しんでいる様子が伝わってきて、保育士も嬉しくなりました。
お別れ遠足の他にも、ピザ作り体験に行き自分達で生地を伸ばしてトッピングしたピザを食べたり、新しくなった富津警察署の見学に行ってお巡りさんのお仕事を見せてもらったりしました。
また、在園児がこっそり企画したお別れ会も行いました!大好きなくま組への“ありがとう”がたくさん詰まった企画が盛りだくさんになっていて、一緒にオリエンテーリングをしたり、ダンスを踊ったり、うさぎ組が作ったホットケーキを食べたりとスペシャルな1日となりました。みんなの絆もさらに深まり、とっても素敵な思い出となりました。
4月からはピカピカの1年生になる、くま組さん。卒園式には、自分達で苗を選んで育ててきたパンジーをステージに飾りました。「早くお花咲かないかなー」「何色の花が咲くかな?」と毎日水かけをして大事に育ててきたので、お花が咲いた時の喜びもひとしおでした。
小学校に行っても自分らしさを忘れずに楽しく過ごし、『自分だけの素敵な花』を咲かせてほしいなと思います♪
令和7年2月
立春を迎え、少しずつ寒さがやわらいでくるかと思いきや、寒さが一段と厳しさを増した2月中旬。そんな寒いある日、園庭で氷を見つけました。「氷、あったよー!!」と、大興奮でお友だちに伝える姿は、まるで宝物を見つけたかのような嬉しそうな表情です。
小さくて薄い氷は、みんなで触っているうちにあっという間に溶けてしまったので「もっと、たくさんの氷が欲しい!」と、氷作りをすることにしました。
早速、バケツに水を入れて、テラス前にあるイチョウの木の根元に置いてみました。
次の日、「氷できたかなー?」と、子ども達が期待に胸を膨らませながら様子を見に行くと、氷にはなっておらず「できてない…」とがっかり…。
「あんまり、寒くなかったのかな?」「違うところに置いた方がいいのかな?」と試行錯誤を繰り返した結果、今度は、寒そうな畑や園舎の裏に水を張ったバケツを置いてみることにしました。
またまた次の日、「今日は氷できたかなー?」と、ドキドキしながら様子を見に行ってみると…、なんとそこには立派な氷が!!「やったー!氷になった!」と大興奮の子ども達。「見て、見て!おっきい氷できたよー」と、とっても嬉しそうにお友達や先生と見せ合って楽しんでいました。
お水に花びらや葉っぱを浮かべ、凍らせることができるか?ということも試してみました。結果は、見事大成功!透明な氷の中に、ピンクや黄色の花びらや葉っぱが映えて、とってもきれいな氷ができました。世界にたった一つの、自分だけのオリジナル氷に大満足の子ども達でした。
お顔と同じくらいの大きさの氷を、お面のようにして「はい、チーズ!」。氷越しに見る景色に「キラキラしてるー」と大はしゃぎ。普段とはまた違った世界を見ることができたようです。
この時期にしかできない氷遊び。考えたり、試したり、驚きや喜びなどをみんなで分かち合ったりしながら、寒い冬でも元気に楽しく過ごすことができました!
令和7年1月
峰上保育所に、4ヶ月の赤ちゃんが仲間入りしました。まだ、他のお友だちとは生活リズムが違うため、職員室で過ごしているのですが、赤ちゃんのことが気になって仕方ない子どもたち。「赤ちゃんは?」「寝てるの?」と様子を見に来ては、声をかけたり、あやしたりして、とてもかわいがってくれています。
時には、泣き声を聞きつけ職員室に来てくれることもあります。「遊んであげるね♪」とオモチャを持ってあやす姿は、まるで小さな保育士さん。絶妙なタイミングでお手伝いしてくれるので、保育士も大助かりです。
ベビーカーで園庭をお散歩していると、ベビーカーの周りにはあっという間に人だかりが!「お手伝いするー」と言って一緒にベビーカーを押してくれたり、「いない、いない、ばぁ!」と遊んでくれたりするので、赤ちゃんも笑顔を見せて嬉しそうにしています。その姿をみて「かわいいー♡」と、さらにメロメロになるお兄さん・お姉さん達です。
1歳になったばかりのお友だちも、赤ちゃんをとってもかわいがってくれています。つい数ヶ月前までは、自分達もミルクを飲んでいたのに、赤ちゃんを見つめる眼差しはすっかりお姉さん!優しく頭をなでてあげたり、話しかけたり、自分達がしてもらった心地良い体験を返してあげているのだなと感じます。
くま組(5歳児)が、とても優しそうな表情で赤ちゃんを見つめている姿に、職員も気持ちがほっこり♡みんなの表情からは、心から可愛がってくれている様子が伝わってきます。
保育所では、クラスに関係なくさまざまな年齢のお友だちが自由に交流し、たくさん関わりを持ちながら過ごしています。一緒に遊んだり生活したりする中で、小さい子への思いやりの気持ちや大きい子への憧れの気持ちが、自然と育まれているのを感じます。
0歳児から5歳児までの幅広い年齢との交流は、保育所だからこそできる貴重な体験だと思います。さまざまな年齢のお友だちとの関わりを通して、社会性や協調性、コミュニケーション力など、社会に出た時に大切になる力の基礎を培うことができればと思います。
令和6年12月
くま組(5歳児)が、習字に挑戦しました!書いたのは、令和7年の干支『へび』という文字。教えてくれたのは、習字が得意なS先生です。
習字のセットを前にした子ども達は、保育士が声をかけても“うん、うん”と首を振るだけで、いつになく緊張した表情に…。「習字やるんだー!」と朝から張り切ってみんなに自慢していたものの、実際に道具を前にしてみると“習字っていったい何なんだ…?”“今から、何をするんだ?”と、ちょっぴり不安になりドキドキしてしまったようです。
最初は「筆に親しもう!」ということで、自由にお絵描き!「何でも好きなものを描いていいよ」と言われ、少しだけ緊張がほぐれた子ども達は、グルグルと線を描いたり、お顔を書いたり、思い思いにお絵描きを楽しみました。中には、雪だるまの絵を描く子も居て、子ども達の自由な発想に驚かされる保育士達。「すごい!上手だね!!」と見ている保育士の方が興奮気味に声をかけていました。この頃にはすっかり緊張もほぐれた子ども達は、笑顔を見せながら生き生きとした表情で筆を走らせていました。
絵を描いていくうちに、だんだんと力の入れ方も分かってきた子ども達。筆の持ち方も様になってきたところで、いよいよ干支の文字『へび』を書いてみました!バランスを取ったり、『び』という字のカーブを書いたりするのに苦戦する子も居ましたが、慎重に筆を運び一生懸命作品を仕上げていました。1枚書くごとに「できたよ!」と目をキラキラさせながら見せてくれ、“上手でしょ!”と言わんばかりの表情が可愛らしかったです。
漢字で自分の名前を書くことにも挑戦!お手本とにらめっこしながら書く姿は、とっても真剣です。出来上がった作品は、まるで書道家が書いたかのような味のある作品に仕上がっており、一文字一文字丁寧に書いた様子が伝わってきて、とっても上手でした。
普段、文字のワークをやる時は「まだあるのかー」と、疲れた様子を見せることもありますが、この日はそんな言葉は一切無く、とっても集中して取り組んでいました。“楽しい”“もっとやってみたい”というドキドキ・ワクワクがあるからこそ夢中になれるのでしょうね!
完成した作品は、画用紙の台紙に貼って玄関に飾りました。台紙があることで、ぐっと素敵さも増したように感じます。他のクラスも、お正月にちなんだ作品を作って飾り、玄関はとても華やかに!送迎に来た保護者に「今日、これやったんだよ!」と、自分の作品を紹介する子どもたちの表情は、とっても得意気でした。
「楽しかったから、またやりたい!」という子も居て、字を書くことの楽しさを味わい、文字への興味関心も高まったように感じます。また、日本の文化にも触れることができ、貴重な体験となりました。
令和6年11月
自分達で育てたお米を食べられる時が、ようやくやってきました!
5月の田植えから始まり、収穫・乾燥・脱穀・籾摺り…と、6か月かけてお世話をしてきたお米。もちろん全て手作業で行ってきました。
脱穀は、牛乳パックを使って行いました。稲穂を一束ずつ牛乳パックに入れて、注ぎ口を押さえながら引っぱると“プツプツプツ…”という音を立ててお米が取れていきます。「うわぁ!取れてる取れてる!」と、子ども達も大興奮!果てしない作業ですが「もうこんなに、集まったよ!」と、お友達同士で嬉しそうに見せ合いながら、取り組んでくれました。
しかし、時間をかけて一生懸命脱穀している割には、お米がなかなか増えず、普段当たり前のように食べているお米がこんなに手間暇かけて食べられるようになることを、改めて実感した子ども達でした。
子ども達が1番苦労したのは、籾摺りです。摺り鉢に少量ずつお米を入れ、野球ボールでゴリゴリと摺っていくこの作業は、手間と根気がとっても必要な大変な作業です。やってもやっても減らないお米に「まだ終わんないのか…」「飽きた…」と弱音を吐く子も居ましたが、そのたびに「おいしいおにぎり食べるために、頑張るんでしょ!」と、みんなで励まし合いながら一生懸命、籾摺りをしてくれました。
汗水たらしながら集めた貴重なお米は、飯盒で炊きました。「もうちょっとするとフタのところがブクブクしてくるから、よーく見ててね」と所長先生に教えてもらうと、食い入るように飯盒を見つめる子ども達。「あっ!泡みたいなの出てきた!」「いい匂いもする!」と、ちょっとの変化も見逃さないよう、じーっつと観察しながら炊き上がるのを待っていました。
炊きあがったお米は、おにぎりにして食べました。ご飯の量は自分で決めたので「もっと入れてー!」と言っているうちに、握りこぶし2個分位の爆弾みたいなおにぎりが出来上がり、「そんなに食べられる!?」と保育士もびっくり!しかし、そんな大きいおにぎりも「おいしい♡」とペロリと完食し「おかわりしようかなー」と呟く子も居て、またまたびっくりする保育士でした。
おにぎりと一緒に、畑で収穫したさつま芋を使って豚汁作りもしました!自分達で作った豚汁の味も格別だったようで、普段は食が細い子もモリモリ食べていました。この日はお天気も良く、青空の下で笑顔いっぱいの収穫祭になりました。
令和6年10月
10月に入り、さわやかな秋風を感じられるかと思いきや、汗ばむ陽気が続き、額に汗を浮かべながら遊ぶ子ども達の姿が見られます。そんな秋晴れの中、ふっつんバスに乗り、マザー牧場へと行ってきました!
普段、バスに乗ってお出かけできるのは、ことり・うさぎ・くま組(3・4・5歳児)だけなのですが、今回は身の回りのこともだいぶ自分でできるようになり、頼もしくなってきた、ひよこ組(2歳児)のお友だちも一緒に遠足に行きました。お兄さん・お姉さんと手を繋ぎ、荷物もしっかり自分で持ち頑張って歩く姿に、成長を感じました。
マザー牧場で何をするのかは、事前にくま組が考えてくれました。牛の乳絞りをしたり、ウサギやモルモットなどの動物に触れたり、シープショーや、ヒツジ・アヒルの行進を見たりと、楽しいことが盛りだくさん!分刻みのスケジュールで大忙しでしたが、くま組が上手にみんなをリードし引っぱって行ってくれたので、スムーズに園内を回ることができました。
「絶対、勝つ!」と言ってずっと楽しみにしていた、こぶたのレース!峰上保育所からは3人のお友だちが抽選で選ばれました。子豚が勝手に突っ走り上手く誘導できないハプニングもありましたが、見どころ満載のレースに見学の子ども達も大興奮。みんなの応援もあってか、ことり組のお友だちが見事優勝し、金メダルをゲットしました。表彰台に立つと、ちょっぴりはにかみながらも、とっても嬉しそうな表情で金メダルをかけてもらっていました。
そして、子ども達が何よりも楽しみにしていた、ソフトクリームタイム♡「やっとアイスだぁー」「おいしいー!」と大喜び。絶好のソフトクリーム日和だったこともあり、あっという間に食べてしまい「もっと食べたかったなー」と名残惜しそうにする姿も見られましたが、念願のソフトクリームを食べ幸せそうな表情を浮かべていましたよ。
また、子ども達はバンジージャンプに目がくぎ付け!あんな高いところから、人が飛び降りるなんて…と、子ども達も最初はとっても衝撃だったようですが、「頑張れー」と応援しながら夢中で見ていました。
遠足後は、少し高いところから「1、2、3バンジー!!」と言ってジャンプし、真似をして遊ぶ姿が見られました。時には、頭から飛び降りようとすることもあり保育士は大慌て!確かに、本来は頭から飛び降りるので、同じようにやりたかったようです。びっくりしつつも“よく見ているんだなー”と、感心させられました。
動物とのふれ合いだけでなく、広い芝生の上で寝転がったり、走ったりしておもいきり体を動かして遊んだ子ども達。帰りのバスでは、座った瞬間に夢の世界に旅立つ子も居ました。それだけ、おもいきり楽しんできた証拠ですね。保育所に帰って来てからは、お留守番をしていた先生やひよこ組(0.1歳児)のお友だちに思い出話を聞かせてくれました。きっと家族でも何度も行っているはずのマザー牧場ですが、お友だちと行きまた違った楽しさを味わうことができたようです。またみんなで遠足に行こうね♪
令和6年9月
保育所では、年齢や季節、興味、関心に合わせて子どもと一緒に絵本を選び、読み聞かせの時間を楽しんでいます。みんな絵本が大好きで、「次これ読んでー」と次々に保育士のところへ絵本を持って来ては、さまざまな絵本に親しんでいます。
ある日、ことり組(3歳児)で小さなかがくのともシリーズの『これはトイレットペーパーのしん』という絵本を読みました。トイレットペーパーの芯を転がしたり、握ったり、破いたりする様子が写真と共に紹介されていて、子ども達は興味津々。 横向きでは握るとつぶれたり、すぐに破けたりしてしまうトイレットペーパーの芯ですが、縦にしてみると…。なんと、絵本を乗せられる力持ちの芯に大変身するのです。1冊、2冊、3冊…と次々に絵本が乗せられていく様子に「すごいね!」と、子ども達もびっくり!芯を増やすと更にたくさんの絵本が乗せられるようになり、最後はたくさん集めた芯の上に子どもが座っている様子が載っていて、絵本を読み終えると「これ、やってみたい!!」と大興奮でした。
さっそく、廃材置き場にトイレットペーパの芯を取りに行ったのですが、保育所にある分だけでは全く足りず、がっかりする子ども達…。そこで、トイレットペーパーの芯集めをお家の方にお手伝いしてもらうため、貼り紙をすることにしました。
貼り紙を見たお家の方も「面白そうだねー」と子ども達のアイデアに賛同してくれ、翌日から次々にトイレットペーパーの芯が運ばれてきました。段ボールはあっというまに満杯に!「溜まってきたから、ちょうど捨てようとしてたところ」と言って、大量に持って来てくれる方も居て、とっても協力的な保護者の皆さまでした。
「いっぱいになったから、もうできるんじゃない?」と、芯を立てていく子ども達。1つ倒れるとドミノ倒しのように次々倒れてしまうので、慎重に慎重に…。普段はお茶目でにぎやかなことり組の子ども達も、この時ばかりは真剣な表情です。
ようやく完成したので、座ってみると…。本当に、潰れずに座ることができました!!子どもも保育士も「すごーい!」「本当に座れた」「やったー!」と、大はしゃぎ。子ども達の様子をドキュメンテーションでお知らせすると「乗れてよかったね」「本当に座れるんだねー」と、自分のことのように喜んでくれました。
子ども達の「やってみたい!」という一言から始まった、トイレットペーパーの芯集め。お家の人ともドキドキワクワクを共有することができ、楽しい時間となりました。
令和6年8月
絵の具を体に塗って遊ぶ『ボディペインティング』をしました。保育士から「お顔とか体に絵の具でお絵描きしていいんだよ」と言われると、“そんなことしていいの?!”と、驚いた表情を見せる子ども達。筆を手に取るものの、最初は遠慮気味に指先や腕に絵の具を付けて遊んでいました。しかし、遠慮していたのは一瞬で、腕から体、体から顔…と次々に絵の具を塗り始め、子ども達の体はあっという間にカラフルな模様に大変身!
保育士も遊びに加わり子ども達の体にペタッと手形をつけると、みんな「きゃー♡」という歓声を上げ「もっとやって!もっとやって!」と大はしゃぎでした。お友達同士で手形を付け合ったり、「色が変わった」と色の変化に気付いたりして楽しむ姿も見られました。
「どんな風になったかなー?」と、時々鏡を見て自分の姿をチェックしては「おおぉー!」と喜びの声を上げ、嬉しそうな子ども達。実際に絵の具を塗った自分の姿を見ることで、楽しさも倍増です。「もっと描いてみよ!」と、鏡を見ながらお顔に絵を描き足して、遊びはどんどんダイナミックになり、絵の具を塗りすぎて誰が誰だかわからないほどでした。
2歳児は、お絵描きに夢中です。大きな紙に向かって筆と絵の具を持つ姿は、まるでちびっこ画伯!真剣な表情で色を重ねていき、芸術的な作品が出来上がっていました。
ボディペインティングを楽しんだ後は、誰が一番大胆に、鮮やかに色を塗って遊べたか『塗りたくりチャンピオン』を決めました。どれだけ楽しんで遊んだのか、この体を見れば一目でわかりますね!見事選ばれたお友達には王冠がプレゼントされ、得意気な表情でポーズを決めていましたよ。
最後は、ブルーシートに水を流し『スライディング選手権』を行いました。所長先生が「こうやってやるんだよ!」と言ってお手本を見せてくれると、そのあまりの勢いに子ども達は「おぉー!!」「すげー!」と大興奮!「やってみる!」と言って、助走をつけてブルーシートにダイブしますが、最初はなかなかコツを掴めず…。「もっと、おもいきり滑って!」とアドバイスをもらいながら何度か挑戦していくと、勢い良く滑ることができるようになり、水しぶきを上げ、とても気持ち良さそうな子ども達でした。
スライディングを楽しみながら、体についた絵の具も落とすことができ、まさに一石二鳥のスライディング選手権!夏ならではの楽しい体験ができました。
令和6年7月
亀山少年自然の家、金谷海岸、金谷海浜公園プール、上総湊海浜公園と、今月はバスに乗ってたくさん園外保育に出掛けました。
亀山少年自然の家では、プラネタリウムを見たり、バードコールを作ったりしました。プラネタリウムは“暗くて怖がってしまうかな?”という保育士の心配をよそに、子ども達は天井に映し出される満天の星空を見て「きれいー」と、うっとりした表情を浮かべていました。バードコールは、穴の開いた木にボルトを差し込んで作ります。差し込んだボルトを回すと「きゅっ、きゅっ」という鳥のさえずりのような音がするので、子ども達はボルトを何度も回し、音が鳴るのを楽しんでいました。秋になったら手作りのバードコールを持ってお散歩に行き、バードウォッチングを楽しみたいと思います。
磯遊びでは、カニ・ヤドカリ・ナマコなど、さまざまな海の生き物に触れることができました。生き物大好きなA君が「おっきい石をひっくり返すと、カニとかいるんだよ」と教えてくれたので、みんなで協力してひっくり返してみると…慌てて逃げるカニ達を発見!「居たー!」「早く捕まえて!」と大興奮の子ども達でした。「海の水じゃないと死んじゃうから逃がしてあげよう」と、捕まえた生き物は海に返してあげましたが、砂浜で拾った貝がらやシーグラスをお土産に持ち帰ることができ、嬉しそうにしていました。
金谷海浜公園では、広々としたプールに大喜び!「泳ぐから見ててね」と、華麗な泳ぎを披露してくれる子や、ビート版に掴まってバタ足をする子、「潜れるようになったよ!」と得意げに見せてくれる子など、一人ひとりがダイナミックに遊びを楽しんでいました。保育所のプールでは「顔に水がかかった…」と気にしていた子も、そんなことを気にする暇もなく夢中で遊んでいて、プール遊びを通して子ども達が一段とたくましくなったのを感じました。
7月最後の園外保育は、上総湊海水浴場へ行きました。波打ち際に座り、寄せては引いていく波の感覚を全身で味わったり、水をかけ合ったり、砂浜にお絵描きをしたりして、磯遊びとはまた違った楽しさを感じることができました。また、泥団子をたくさん作って並べると『お団子屋さんごっこ』がスタート!拾った流木でお店も作り、店頭販売する姿が微笑ましかったです。オモチャなどなくても、子ども達にとっては身近なものすべてが遊び道具になり、遊びを見つける天才ですね。
園外保育では、他保育所のお友達と同じバスに乗って行ったり、一緒にお弁当を食べたりして交流を深めることもでき「新しいお友達ができたよ!」と、嬉しそうにする姿もありました。保育所だけではできない自然体験やダイナミックな遊びを経験することができ、楽しい思い出を作ることができました。
令和6年6月
雨上がりの園庭は、子ども達にとって最高の遊び場になっていて、水たまりめがけて一目散に駆け出す姿が見られます。移動式のすべり台を水たまりの近くに持ってくれば、たちまちウォータスライダーに大変身!ばっしゃーん!!という音と共に、勢いよくすべり台を滑り降りるA君の表情には満面の笑みが浮かんでいて、とっても気持ち良さそうです。
こちらは、砂場セットを水たまりに運んでおままごと遊び。「ごちそう作ってあげるね!」と言って、お茶椀やコップに泥んこを入れると「麦茶だよ」「お味噌汁どうぞ―」と、いろいろなお料理を作ってごちそうしてくれました。中には「甜茶作ってるの!」と、なかなか渋い飲み物作りをしている子も居て、ついつい笑ってしまいました。お家での経験が、おままごとの中に表れていますね。
水たまりの中に座り込んでいたBちゃん。集中して何をやっているのかな?と、のぞき込んでみると…。履いていたサンダルに泥んこを詰め込んだり、サンダルの穴から水が流れ出る様子を見たりして、1人で黙々と遊ぶ姿がありました。保育士自身も“子どもの頃やったなー”と、見ていて懐かしい気持ちになりました。大人からしてみれば「やらないで」と言いたいことかもしれませんが、子どもにとっては好奇心を掻き立てられるワクワクする遊びなんでしょうね!保育所では、そんな子ども達の好奇心や、ワクワクする気持ちを大切にしていきたいなと感じます。
まだまだ夏は始まったばかり!水遊びや泥んこ遊びも、これからどんどんダイナミックになっていくことでしょう。おもいきり体を動かして遊び、たくさんご飯を食べ、子どもも保育士も夏をパワフルに過ごしていきたいと思います。
令和6年5月
五月晴れの空の下、峰上保育所の伝統行事『田植え』を行いました。田植えは、代々年長児に受け継がれてきた大切なお仕事なので、❝今年は田植えができる!❞と、楽しみにしていた子ども達。「早く田植えやろうよ!」と言って、朝からとっても張り切っていました。
所長先生に苗の植え方を教えてもらい、早速田植えがスタートしました。水が張った田んぼの中へ恐る恐る足を踏み入れると「うわっ!ヌルヌルするー」「足が抜けない…」と言って、田んぼ特有の泥の感触にとても驚く子ども達。最初は、バランスをとるのもやっと…いった様子で尻もちをつく子も居ましたが、すぐにコツをつかんでいて、子ども達の順応性の高さに驚かされました。
ペース良くあっという間に苗を植える子、一株一株慎重に植える子、お友達のスペースに侵入していく子…と、苗の植え方もさまざまで、その子らしさが溢れていました。苗が密集しすぎていたり、間隔を空けすぎてスカスカになっていたりということもありましたが、「ジャングルみたいになってるよ!」「こっちは全然苗が無いよ!」と言ってみんなで笑いあっていて、終始笑顔の絶えない、和気あいあいとした雰囲気の中での田植えとなりました。
みんなで協力して、苗を植えきることができました。「やっと終わった…」「疲れた…」と、田植えの大変さを実感した子ども達ですが、その表情はどことなく誇らし気で、❝自分達でできた!❞という充実感を味わうことができたようです。峰上保育所のお米作りは、まだまだ始まったばかり!自分達で作ったお米で美味しいおにぎりが食べられるよう「お世話も頑張る!」と張り切っているくま組です。
また、田んぼにはいろいろな生き物も集まってきます。「カエルの卵あるかな?」と、日々、田んぼの観察をしたり、虫網でアメンボやコオイムシを追いかけたりする子の姿も見られます。最近は柵で囲まれている田んぼが多く、間近で様子を見る機会も減ってきています。稲の成長と共に、田んぼに集まるその時期ならではの生き物との出会いも楽しんでいきたいと思います。
令和6年4月
ぽかぽか陽気に誘われて、春探しを楽しむ子ども達。保育所内だけではなく保育所周辺にも出かけ、探検や発見を楽しんでいます。タンポポを摘んだり、綿毛を飛ばしたりして春の植物に触れたり、県指定の天然記念物でもある『環の大楠』を見たり、峰上保育所周辺には自然豊かなお散歩スポットがたくさんあります。
「こっちに行ったら何があるかなー?」と、まるで冒険に出掛けるかのように目を輝かせながら歩く子ども達。道端に咲いている花を頭にのせ「見て!ピクミンみたいでしょー?」と1人の子がやれば、みんなもつられて「ピクミンー!」と真似をして、お散歩の列はピクミンだらけになることも!子ども達の自由な発想にかかれば、何でも楽しい遊びに大変身です。
木々の間を歩いている時は「トトロが居るんじゃない?」「トトロー!出ておいでー!」と呼び掛けたり、カサカサと葉っぱが揺れる音が聞こえると「今のトトロかも!」と、あたりをキョロキョロしたり、道中はワクワクがいっぱいです。些細な音や匂いなどを逃さずキャッチし、五感をフルに働かせながら元気に歩く子ども達です。
また、お散歩をしていると地域の方々との素敵な出会いもたくさんあります。ある時は、東郷橋で稚鮎の放流を行っている方たちに出会いました。子ども達が不思議そうにのぞき込むと、稚鮎を手のひらの乗せて見せてくださり、子ども達は「すごーい!」と大興奮でした。
またある時は、道端で出会ったおばあちゃんから、たくさんの橙を頂くこともありました。“久しぶりに、子ども達の姿を見た”と、笑顔で嬉しそうに声を掛けてくださり、地域の方々の優しさに包まれながら過ごすことができ、とてもありがたいなと感じました。
満開の桜と青空の下で「ハイ、チーズ!」春のさわやかな風を受け、子ども達の笑顔もはじけます。これからも、たくさんお散歩に出掛け、峰上の隠れた名スポットを発見したり、その時期ならではの自然に触れたり、地域の方々との交流したりして、楽しんでいきたいと思います。
令和6年3月
もうすぐ卒園を迎えるくま組(5歳児)へ、ことり・うさぎ組(3・4歳児)が中心となってお別れ会を計画しました。話し合いで1番最初に出てきたのが、「くま組さんが喜んでくれることをしたい!」「ありがとうの気持ちを伝えたい!」という言葉でした。さらにみんなの心に残っていた思い出として運動会が話題に上がり、「また、くま組さんとやりたいね!」という意見にみんなが大賛成!お別れ会でミニ運動会を行うことが決まりました。
そして大好きなくま組さんへ渡すプレゼント作り。今回はくま組さんに欲しいものをインタビュー。二人に好きな色を聞いて作ったのが花束と花瓶です。花束はポピーやひまわり、たんぽぽ、レンゲ草を折り紙や花紙で作りました。花瓶はペットボトルに好きな色を混ぜ込んだ紙粘土を貼り、海で拾った貝殻やシーグラスを貼り付けました。作業中は、「ピカピカのお花にしたら嬉しいって言うかな?」「きれいに作らないとね!」「早く渡したいね!」などとくま組の喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命に作っていたことり・うさぎ組です。
お別れ会前日はホールの飾りつけ。「サプライズだよ!」「びっくりするかな?」とわくわく感でいっぱいのみんな。ことり組のAちゃんは、「暑くなっちゃった!」と半袖になって準備に大忙しですが、とても楽しそうに取り組んでいました。
いよいよ本番当日。司会はうさぎ組です。マイクを持って堂々と進行するBちゃん。「くま組さんみたいでしょ!」と得意顔です。
ミニ運動会は大盛り上がり!最初はひよこ組(0・1歳児)が車に乗り、くま組が運びます。
2歳児のお友達は的当て競技。くま組と赤白玉を投げ、力を合わせて悪者をやっつけました。お兄さんお姉さんとのふれ合いに笑顔いっぱいのひよこ組です。
ことり・うさぎ・くま組の競技は運動会でも楽しんだ綱引き、リレー、しっぽ取りです。チームに分かれると自然と手を合わせ、「頑張るぞー!」「絶対勝つぞー!」と気合が入ります。
真剣勝負を繰り広げながらも、もう一度やりたかった運動会が出来たことが何より嬉しかった子ども達。終了後には、「楽しかったー!」「またみんなでやれて良かったね。」と満足感を味わっていました。
最後はくま組へ質問コーナーです。保育所で一番好きな遊びや小学校で頑張りたいことなどを聞きました。小学校についての話は、次にくま組に進級するうさぎ組も興味津々で、「僕も早く一年生になりたいなー。」と憧れの気持ちにつながったようです。
プレゼント交換では、もらう側も渡す側も笑顔があふれ、みんなの「ありがとう」が伝わる瞬間に、心がほっこりしました。
今までたくさんの活躍を見せてくれたくま組の二人。素敵な思い出をありがとう。
そして、卒園おめでとう!!
令和6年2月
ことり組(3歳児)は自然遊びが大好き。今年の冬は暖冬と言われており、子ども達からは、「雪、降らないの?」「氷もないねー。」と残念そうな声が聞こえていました。しかし、ついに待ちにまった日がやってきたのです。
ある日の朝、いつものように外遊びへ出たことり組のAちゃん。そこでキラキラとした白いものを発見!そっと指でさわると、「冷たい!雪みたいだよ!」と保育士へ嬉しそうに見せてくれました。
その言葉にB君も探し始め、「あったー!」と大興奮。これは霜であることを教えてもらうとさらに興味津々です。また、お日様の光が当たると、霜が光ることにも気付き、「きれいだねー。」と夢中で観察をしていました。
また別の日。みんなの願いが届いたのか今度は雪が降り、翌日登所した子ども達はすぐに園庭をチェック。「早く行かないと!」と朝のお仕度を素早く終えて、雪集めに出掛けました。
バケツに雪がどんどん溜まると、ズッシリとした重みを感じて、「いっぱいになってきたー!」と大喜び!これだけでも楽しくて満足顔でした。
雪が集まったらやりたいことがあったAちゃんとCちゃん。早速自分達で小さな玉をギュッギュッと丸めます。
そしてダイナミックな雪合戦が始まりました!
D君は雪だるま作りに挑戦。「先生見て!」と見せてくれましたが、手の平に乗せた雪だるまに「冷たーい!」とこの表情です。雪の冷たさを改めて感じた瞬間でした。
雪遊びのあとは自然と、「僕も自分で氷を作るー!」とやる気満々のD君。鍋に水を入れ、「寒くなるところ(日陰)に置くの。」と頑張って運びます。そこへAちゃんとB君、Cちゃんも仲間入り。
水の中には草を入れたり、サザンカの花びらを浮かべたり、畑で育てている菜花や葉っぱ、小石なども入れてみました。さらに絵の具を混ぜた色水氷作りにもチャレンジ。そこへ「色画用紙を切って入れたらもっときれいになるかもしれない!」というAちゃんの意見が出て新たに加えるなど、子ども達自身でイメージを膨らませ、素敵なアイディアを次々に取り入れながら作ることができました。
そして次の日。子ども達の願いが叶い、見事氷が完成!「やったー!」「ケーキみたいな氷ができたよ!」と大喜びです。
早速、うさぎ・くま組(4・5歳児)のお友達にも見せに行くと、「どうやって作ったの?」「わぁー、きれいだね!」とみんなが注目してくれ、ことり組は誇らし気な表情です。「これはね・・・。」と嬉しそうに作り方を説明していましたよ。
これから暖かい春がやってきます。さまざまな草花や生き物探しなどたくさんの自然遊びを楽しみたいと思います。
令和6年1月
いろいろなお正月遊びを楽しむ中で、ことり・うさぎ・くま組(3・4・5歳児)のお友達が特に夢中になったのがコマ回しです。新しいコマをもらうと、早速マジックで好きな色をぬったり模様をつけたりして自分だけのこまが完成しました。
手投げゴマに挑戦するのは、うさぎ・くま組。最初は皆がヒモの巻き方に苦戦していました。コマの角度に合わせてゆるみやたるみがないようギュッと引っ張りながら固くしめていくのですが、これがとても難しいのです。力を入れすぎても上手くいかないので、何度も何度も巻き直します。
ここで、「もうできない・・・。」「疲れた。」とくじけそうになるお友達もいます。それでも毎日コツコツと練習するのは、きっと一人だったら諦めそうになることも、一緒にチャレンジする仲間がいることで、「もう一回やってみようかな。」「よし、頑張る!」という前向きな気持ちになれるのだと思います。
うさぎ組のA君は皆よりも早くから練習を始めました。
何度か回せるようになったものの上手くいかない日もたくさんあり、「もうやだ・・・。」とそのたびに自分に腹を立てたり、涙が出そうになったり。そんなA君を見て、所長先生が応援に来てくれました。もう一度一緒にヒモの巻き方、投げる時の姿勢、力の入れ具合などを確認すると、徐々にコツをつかみ、見事回せるようになりました!
その後のA君。自分が学んだことを今度は自らお友達に教え始めました。「いい?ヒモはこうやって巻くんだよ!」「ちゃんと引っぱらないとだめ!」
「コマを投げる時は体を低くして!」と自然と教え方にも熱が入ります。教えてもらううさぎ組のBちゃんも真剣な眼差しで耳を傾け、「わかった。こうやってやるんだね!」と一生懸命A君についていきます。そして、Bちゃんの頑張りもあり、上手に回せるようになりました。その瞬間、まわりで見ていたお友達も、「やったね!すごいじゃん!」と拍手をしてくれたのです。
このように友達同士で教え合う姿も増え、そこから一人二人三人と次々に回せるようになり、そのたびに皆で喜びを味わってきました。仲間を思いやる子ども達はとても素敵です。
そんなうさぎ・くま組に刺激をもらったことり組。ことり組は糸引きゴマに挑戦です。「僕もやる!」「くま組さんみたいに回したい!」とやる気十分!保育士やお兄さんお姉さんに教えてもらい頑張りました。上手くできなくても遊び始めると面白くなり、少しずつ回せるようになると「わぁー、すごい!」と目を輝かせて大喜びです。
いよいよこま回し大会当日。皆の前では注目される緊張からおもわず手に力が入りすぎてしまい、なかなか回せず残念な結果になったお友達もいました。それでも自身で決めた目標に向かって精いっぱい頑張った子ども達。
悔しかったという気持ちは子ども達にとってとても大切な経験です。その経験から次こそは!という意欲につながります。
そして大会後、まだまだ盛り上がりを見せているコマ回しなので、2月に新たな大会が開かれることになりました。
「次は絶対勝つ!」と特訓を続け、いきいきとした表情で挑戦を楽しんでいる子ども達です。
令和5年12月
10月下旬に冬野菜の苗植えをしました。うさぎ・くま組(4・5歳児)で話し合って決めたのが、ブロッコリー・キャベツ・菜花です。子ども達が好きな野菜や初挑戦で育ててみたいもの、野菜は苦手だけど作ってみたい・・・などの意見から決定しました。さらにもう一つ。みんなが初めて聞いた「のらぼう菜」という野菜。すぐに図鑑で調べると、見た目は菜花に似ていること、でも菜花のように苦みやクセはないこと、そしてきれいな花が咲くということが書かれていました。そこから子ども達の興味につながり、チャレンジすることになりました。
そして今ではこんなに立派に育ちました!
その後、お世話を通して成長を楽しみにする子ども達ですが、それと同時に心配なことも出てきた12月。
ある日水かけをしていると、葉っぱに穴が開いているのを見つけました。
「ここも開いてる!」「あっちも開いてるよ!」とびっくり。「きっと虫が食べたんだ。」と予想しますが、この時は見つけることができませんでした。「明日も見に行かないと!」と注意深く見守っていた子ども達です。
そして数日後、いつものように畑へ行くと、ついに青虫を発見!「こいつかー。」と天敵をじっと見つめ、「もう食べないでね!」と伝えながら別の場所に逃がしました。そして葉っぱには虫だけでなく、つぶつぶとしたものがたくさんついています。これは虫のウンチであることを所長先生が教えてくれました。手に取ってみると、ここで一つの疑問が浮かびます。「あれ?茶色のウンチじゃない・・・。」
しばらくみんなで考えているとくま組のA君が、「葉っぱを食べているから緑のウンチなんだ!」と気付いたのです。いろいろな発見から野菜への興味関心がどんどん広がっている子ども達。観察する眼差しもさらに真剣です。
ある日、うさぎ組のB君が大きな葉っぱの真ん中から出てきたブロッコリーを見つけると、まわりにいたお友達も次々に集まります。「ほら、見てごらん。ブロッコリーの赤ちゃんだよ!」「本当だー。かわいいね。」「もっと大きくなるんだよ!」と嬉しそうに話しかけていました。
また、12月下旬には、菜花を初収穫!「初めて採れたー!」「やったね。」「みんなにも教えなくちゃ!」と大喜びです。早速給食室に届け、すまし汁に入れてもらいみんなで美味しく頂きました。収穫ができたことに嬉しさを感じた子ども達は、他の野菜も早く大きくなってほしいという願いから率先して草取りを頑張ります!
「栄養を取られないように畑をきれいにするんだよ!」と大はりきり。これからも成長を見守りながら、みんなの力を合わせて大事にお世話をしていきたいと思います。