あしあと
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令和7年5月
ぱんだ組(5歳児)に進級して初めて行く園外保育の日を迎えました。行き先は鋸山です。
4月に出掛けたお散歩で、ふと『お山にトトロっているのかな?』という話からさらにやりとりは続き、担任との会話で鋸山についての話題になりました。そこからみんなで行ってみたいねという気持ちが高まり決定しました。
そして当日。まずはロープウェーに乗ります。改札で一人ずつ切符を切ってもらい、ホームに出るとロープウェーがお出迎え。この日、園外保育の話を聞いて金谷保育所のお友達がお見送りに来てくれました。
『いってきまーす!』『いってらっしゃーい!』と手を振り、わくわくドキドキみんなを乗せたロープウェーはどんどん高く上がっていきます。
自然と手すりをつかむ手には力が入り、『怖い…』というお友達もいましたが、景色が見えてくると『あっ、金谷のお友達がどんどん小さくなっていく!』『海も見えるよ!』と嬉しそうに歓声を上げながら空の旅を楽しんでいました。
ロープウェーを降りたあとは、急な階段の登り降りが続いていきます。普段の散歩道とは違い、デコボコとした石の階段は歩きにくく、また、雨上がりで地面はすべりやすくなっていたので、子ども達にとっては大変です。
それでも一歩ずつ足を進めていくうちにだんだんと『こっちから行った方が歩きやすい!』と意欲を見せたり、『ここ(手すり)につかまっていくと怖くないよ!』『大丈夫?気をつけてね!』とお友達同士で励まし合ったり、それぞれが自分のペースでしっかりと歩けるようになりました。
しばらくすると巨大な崖の隙間が現れ、そこを抜けると大人だけでなく、子ども達も肌で感じるほどの空気感。
その先に見えたのは“百尺観音”です。石切場跡に彫られた観音様におもわず言葉を失います。圧倒される大きさと神秘的な姿に目を奪われていました。
次は山頂にそびえ立つ“地獄のぞき”です。地獄という言葉に興味津々の子ども達。最初は余裕のある表情を見せていましたが、いざ上に登ると怖さが倍増!勇気を出して断崖絶壁から下を覗き、絶景を目に焼き付けます。遠く離れたカメラマンの保育士を見つけると、『怖ーい』と言いながらも大きく手を振ってポーズ!貴重な体験ができました。
石のトンネルを抜け、木々に囲まれた場所では『素敵だね!』『あの木は何ていう木かな?』と目に入る景色から感じたことを話す子ども達もいました。また、『どんぐりが落ちてないからトトロはいないかなー?』『おーい、トトロ出て来てー!』と呼びかける可愛らしい会話も。お話の世界に入り、その場の素敵な雰囲気を存分に味わう姿が見られました。
最後は大仏広場に到着。日本一大きく迫力満点の大仏様に子ども達は大喜びです。
帰り道では強風からロープウェーが止まってしまうかもしれないというハプニングがあり、ハラハラドキドキしましたが、無事に下山することができました。
『いっぱい歩いて疲れたけど楽しかった!』『色んな景色が最高だった!』と一人ひとりの表情は達成感であふれています。鋸山楽しかったね!
令和7年4月
ポカポカ陽気が気持ち良いある日。うさぎ組(4歳児)は春を探しにお散歩へ出かけました。戸外へ出ると、「今日はあったかいね!」「お日さまが出てるからね!」と空を見上げ、両手を伸ばして暖かい日差しを体いっぱいに受け止める子ども達。これからの活動に胸を弾ませながら「行ってきまーす!」と元気に出発です。
真っすぐに伸びる田んぼ道を歩いていると、たんぽぽを見つけたA君。「このたんぽぽ大きい!」「いいにおいがするよ!」と指先でさわったり、においをかいだりして嬉しそうに摘むと、カメラの前でハイポーズ!
BちゃんとCちゃんは、ヨシの葉っぱで草笛作り。音が鳴る・鳴らない面白さや不思議さを感じたり、その他にも音の違いに気付いたりするなど、2人で演奏会を楽しんでいました。
春の自然探しでは、大人が気付かない視点でいろいろなものを見つける子ども達。その中で、「これ何だろう?」と細長い葉がたくさん集まった野草を発見しました。保育士から、これは『ノビル』であること、食べられることを教えてもらうとびっくり!そこから一気に興味が広がったうさぎ組です。
この日は雨上がりだったこともあり、土が柔らかく、子ども達の力でも次々と抜くことができました。スポーンと抜けるのが気持ち良く、「もっといっぱい採ろう!」「見て見て、こんなにたくさん採れた!」と夢中になって収穫。
長い葉っぱの先端には丸い玉のようなものがあります。「固いね。」「玉ねぎのにおいがするよ!」と感じたことはみんなで顔を寄せ合って確認!何か発見があるたびにこうして集まって共有するのも楽しみの1つです。
たくさん収穫した『ノビル』は、みんなで食べてみようということになりました。
そして、次の日はクッキングです♪
水できれいに洗ってお鍋でグツグツ茹でます。だんだんと「においがしてきたね。」「早く食べてみたい!」とわくわくする子ども達。完成したノビルはマヨネーズで和えて食べました。お味はどうかな??
大人でもちょっと辛く感じる味ですが、「シャキシャキして美味しい!」「もっと食べる!」と大人気。
なかには、少しかじって「苦手・・・。」と残してしまう子もいましたが、「ノビルってこんな味がするんだ。知らなかったー!」と初めて経験できたことに嬉しさを感じるお友達もいました。
次はどんな自然遊びができるのか楽しみです。
令和7年3月
ある日、うさぎ組(4歳児)が遊んでいると、ぱんだ組(5歳児)の部屋から素敵な歌声が聞こえてきました。卒園式に向けて歌の練習をしていることを知った子ども達は、「ぱんだ組さんが卒園しちゃうの寂しいね。」「小学校に行っちゃうのか…。」といよいよお別れが近づいていることを感じ、ぱんだ組の話題でもちきりです。
そこから「ぱんだ組さんが喜ぶことをしたい!」「みんなでありがとうを伝えよう!」と“お別れ会”を計画することになりました。
早速みんなで話し合いをしますが、最初は何をしたらよいのか悩む子ども達。そこで、保育士が卒園式のテーマが“海”
であることを伝えると、何やらひらめいたようです!
「じゃあお別れ会も海にしちゃおうよ!」「もう一回海のダンスパーティーの劇をやろうよ!」と即答でした。
なぜテーマが海なのか…。
今年のぱんだ組は海に親しむ機会が多くあり、一人ひとりの楽しい思い出になっているという経緯があったからです。
そしてもう一つの『海のダンスパーティー』について。
これは、うさぎ組が発表会で行なったオリジナルの劇です。ぱんだ組と同じようにうさぎ組もさまざまな活動を通して海が大好きになったので、今回は思い出の劇をアレンジしたお別れ会バージョンを披露することにしました。
さらに、「プレゼントもあげよう!」という思いから、「小学校に行っても使える物がいいよね!」「僕のお兄ちゃん、鉛筆を入れる箱を使ってるよ!」とどんどん意見が出てきます。そして決まったのが鉛筆立てです。海をイメージしてシーグラスを飾ろうという素敵なアイディアも生まれ、メッセージカードも一生懸命書きました。ぱんだ組さんの喜ぶ顔を思い浮かべると、わくわく嬉しくなり、楽しんで取り組むことができました。
ここまでの準備をぱんだ組に内緒で行なってきたうさぎ組ですが、「それだと、お別れ会に来てくれないかも…。」と心配になり、招待状を作ることにしました。
完成すると、早速みんなでぱんだ組へ渡しに行きました。
いよいよお別れ会当日。「喜んでくれるかなー?」「ドキドキする。」と話していたうさぎ組。少し戸惑いはありつつも次は自分達がぱんだ組になるんだ!という気持ちが芽生えているので、それが一人ひとりの頑張る力に繋がっています。
ぱんだ組さんを迎え、海のダンスパーティーがスタート♪ここでは、ぱんだ組さんとの思い出を振り返ったり、一緒にダンスを踊ったりと大盛り上がり!
この光景にちょうちょ組(1歳児)のお友達も両手を広げて満面の笑みです。
心を込めて作ったプレゼントは、渡す直前まで後ろに隠す徹底ぶり。最後までびっくりさせようとサプライズを忘れない子ども達の姿がとても可愛らしかったです。
受け取ったぱんだ組さんが「ありがとう!」と言ってくれると嬉しくて、「喜んでくれた!よかったー!」とホッと一安心の子ども達でした。
ぱんだ組さんからは、お返しに折り紙で作った素敵なお便りホルダーをもらいました。
最後までみんなの「ありがとう」の気持ちがたくさんつまったお別れ会は大成功!何より、ここまで先頭に立って準備を進めてきたうさぎ組のお友達は、ぱんだ組さんが楽しむ姿を見て自然と笑顔に。自分達でやり遂げた達成感を味わうことができました。
ぱんだ組さん、小学校に行っても元気でね!
令和7年2月
もうすぐ卒園を迎えるぱんだ組(5歳児)とのお別れ遠足(マザー牧場)の日がやってきました。当日はお天気にも恵まれ、子ども達は「みんなで遠足に行けるから嬉しい!」と大喜び。「行ってきまーす!」と元気に出発しました。
いるか組(3歳児)はバスに乗って遠足に行くのが初めてということもあり、ウキウキわくわくなこの表情です。窓から景色を眺めたり、おしゃべりに花を咲かせたりと車内はとても賑やかでした。
いよいよ到着!バスを降りて最初にみんなを出迎えてくれたのは、澄んだ青空に浮かぶ富士山。「大きいねー!」「きれいだねー!」と一斉に喜び合っていました。
マザー牧場で最初に出会った羊。側へ駆け寄ると、囲いの中からひょっこり顔を覗かせ「はじめまして」とご挨拶。ちょっとびっくりするAちゃんでしたが、「おくちモグモグしてるよ。可愛いね。」と保育士に伝えてくれました。
うさぎ組(4歳児)は、『赤ちゃん羊成長館』へ行き、これまでに生まれた赤ちゃん羊の写真を見ました。残念ながら本物の赤ちゃん羊はいませんでしたが、お腹の大きいお母さん羊に会うことができました。
そして、ここでは楽しいクイズに挑戦!
子ども達がもつ素敵な発想力で積極的に答える子が多く、大盛り上がりでした。
広場を歩いていると、偶然小屋に戻る大きな馬に会いました。その時、お友達はよーく耳を澄ませます。足音を聞いた瞬間、「お馬って本当にパカッパカッって音がするんだ!」とびっくり。
そしてその音の正体が、馬の『蹄鉄(ていてつ)』だということも教えてもらいました。子ども達は、知らなかったことを知れた嬉しさや新たな発見に、さらなる関心が深まったようです。
人気のシープショーでは、子ども達の目がくぎづけ!
ふれあいタイムになると、「黒いお顔の羊もいるんだね!」「羊の角ってこんな形なんだ!」「羊の毛ってふわふわしてる!」といろいろな角度からじっくりと観察し、興味津々。細かい特徴にもよく気付いて、お友達や保育士と楽しそうに話してました。
ぽかぽか陽気の中でお弁当タイム!お待ちかねのソフトクリームも美味しくいただきました。
次にやってきたのは、大人気のこぶたのレース。ここでは、参加希望のお友達がたくさんいましたが、見事抽選に当たったお友達は大喜びです。
こぶたの中には、なかなか言うことを聞いてくれなかったり、突然動かなくなってしまったりすることもありましたが、優しく誘導しながらお尻をペンペン。なんと3レースとも飯野保育所のお友達が優勝でした!
牛の乳しぼりでは、難しさがありましたが、保育士の手助けなく上手にしぼることができました。「牛さん、可愛かった!」「牛のおっぱいって温かいんだね。」と間近で牛のぬくもりを感じられたことに嬉しさでいっぱいのようでした。
他にもうさぎやモルモット、リクガメ、カピバラなど、たくさんの動物とふれあうことができた子ども達。貴重な体験を通して、動物への興味はさらに広がり、ぱんだ組のお友達との楽しい思い出もたくさんできました。
令和7年1月
保育所では栄養士さんを招いて食べ物教室を行なっています。子ども達がさまざまな食べ物に関心をもち、栄養やマナーについて学ぶ中で、楽しく食事ができることを目的に実施しています。
食べ物教室に参加するのは、ぱんだ組(5歳児)です。朝、保育所へ来ると、その日の活動に期待をもつ子ども達。「今日は食べ物教室だ!」「どんなお話をするのかな?」とわくわくしながら準備をします。
最初は栄養についてです。食べ物には3色食品群というものがあり、それぞれ緑・赤・黄の3つの色に分かれています。緑は体の調子を整えるもと、赤は体を作るもと、黄はエネルギーのもとです。
今回はイラストの男の子・女の子を元気にしてあげよう!というテーマの下、3色それぞれのグループに必要な食べ物を見つける色分けクイズに挑戦!
「緑は野菜の色だよね!」「バイキンもやっつけるよね!」
「赤の食べ物はどれだー?」「お魚もそうだよね!」「黄色はパワーになるから、ごはんだ!」と積極的に答えます。
最後はみんなで答え合わせ。これまで色んな食べ物について、また、自分の体が栄養の働きにより元気になる!ということを学んできたことで、子ども達の理解はどんどん深まっていきました。
次はお箸の練習です。お箸の持ち方は大人でも難しいものです。だからこそ、子ども達にとってはさらに難しく、最初から上手に持てる子はなかなかいません。そんな子ども達の為、食べ物教室では少しずつ段階を踏んで、練習を行なってきました。最初はスプーンの持ち方から始まり、次の洗濯バサミでは、指先の力を使って物をつまみます。そして、いよいよお箸でチャレンジ!
今回は初めて大豆に挑戦です。いざやってみると、「小さいから大変!」「ツルツルして豆が逃げちゃう!」「指が痛くなりそう!」と苦戦する子もいましたが、まわりのお友達と一緒に挑戦するのが楽しいぱんだ組。難しいからこそ、「よーし!」とやる気スイッチが入り、持ち前の集中力を発揮して頑張りました。
今ではお箸の持ち方がさらに上達し、子ども達自身もしっかりと意識しています。
一年を通して食育が身近なものとなっているぱんだ組。毎日の当番活動で行なう人数調べでは、給食室へ行くと、「今日の給食はなあに?」「今日はお魚だよ。デザートはリンゴ。」「やったー!」などと調理員さんとのやりとりをするのが日課となっています。そして、楽しみにしていた給食の時間になると、モリモリ食べ、お皿はピカピカです。苦手な食材が出た時は、「病気にならないように食べよう!」と前向きな気持ちで食べる子、保育所だけでなく家庭でも、「これは赤の食べ物だよ!」「じゃあ、緑の食べ物はなんだ?」とクイズを出すなど、話題に上げて家族みんなで楽しむ子も多く、一人ひとりの関心に繋がっています。
これからも食べることの楽しさや喜び、美味しいといった気持ち(心)を大切にしていきたいと思います。
令和6年12月
12月はサンタクロースの存在に子どもも大人も心がわくわくする季節です。11月下旬頃には、保育所でもツリーの準備を始め、みんなで手作りの飾りをつけながら、少しずつクリスマスの雰囲気を味わっていました。
そんなある日のこと。いつものように朝の支度を終えて遊んでいたうさぎ組(4歳児)。お部屋にはポストが置いてあるのですが、中を見た子ども達は赤い封筒が入っていることに気が付きました。みんなで中身を確認すると、英語とカタカナで書かれたお手紙があったのです。ここですぐに「サンタさんからだ!」とピンときた子ども達。早速A君が読んでくれました。そこには「ツリーを飾ってくれてありがとう。」「みんなに会いにいくよ!」という内容が書かれていました。
「えー、すごい!」「サンタさん、ツリーのこと知ってたの?」「ちゃんと見てくれてたんだね!」と驚きや感動、嬉しさといろいろな気持ちを感じて大興奮です。
すぐに年長さんや他クラスのお友達にも教えてあげ、みんなで嬉しい気持ちを共有することができました。
その後、サンタさんへお返事を書こうと決めた子ども達。みんなで話し合って一生懸命書きました。
完成した手紙は目印となるツリーへ置くことに。「サンタさんがきっと気付いてくれるよ!」「また、お返事くるかな?」と心待ちにするうさぎ組です。
それからしばらくして、またサンタさんからお手紙が届きました。「次はクリスマス会の日に会いに行くよ。」「みんなのことを空から見ているからね。」と書かれており、それを嬉しそうに読む子ども達。さらに、カレンダーを見てサンタさんと会える日が日に日に近づいていることを知り、ドキドキワクワクの気持ちでいっぱいのようです。
戸外遊びに出た時の出来事。ふと空を見上げて何かを発見!雲の形を目で追っていると、「あっ、あれはサンタさんが通った跡じゃない?」「ということは、今も近くにいるかもしれないよ!」と大さわぎ!とっても楽しそうな会話が続いていました。子ども達の想像力はとても素敵ですね。
クリスマスの盛り上がりが高まってきたある日。保育所にトゥクトゥクサンタが来てくれました。子ども達はすぐに駆け寄り、トナカイさんとギュー!
サンタさんと握手!別のお友達は、「あのね…。」と照れながらお話をしていましたよ。
こちらではかっこいいトゥクトゥクに乗せてもらって、みんなでハイポーズ!
子ども達の笑顔あふれる楽しいひとときはあっという間です。最後はみんなでお見送り。「トゥクトゥクサンタ、また来てねー!」とお別れをしました。
そしていよいよまちに待ったクリスマス会当日。まずは、“あわてんぼうのサンタクロース”に変身した保育士の登場に子ども達は「あっ、〇〇先生だー!」と大喜びです。みんなで歌ったり踊ったりしていると・・・、
『シャンシャンシャン・・・♬』どこからか鈴の音がきこえて、本物のサンタさん登場!!
子ども達は目を奪われ、おもわずこの表情です。
やっとサンタさんに会えた嬉しさを噛みしめながら、楽しみにしていたプレゼントもいただきました。ドキドキしながら握手をする子、ハイタッチをする子、サンタさんの顔をじっと見つめる子とさまざまでしたが、みんなの表情はとても嬉しそうでした。
サンタさんありがとう!
令和6年11月
毎朝、元気いっぱいに登所するちょうちょ組(0・1歳児)。仲良しのお友達を見つけると、手足をバタバタさせて喜ぶ姿に、お部屋の中は温かい雰囲気に包まれます。
1歳児のAちゃんとBちゃんは、絵本に夢中です。保育士に読んでもらうのはもちろん、自分達でお気に入りの絵本を手にとって見るのも大好き!今は『ぺんぎんたいそう』というお話が人気です。ぺんぎんのユニークな動きを真似するのが楽しくて、上手に表現しています。読み終えた後は、「もっかい!(もう一回)」としばらくアンコールが続きます。
大型積み木や保育士手作りの車に乗って遊ぶ子ども達。一人が乗ると自然とお友達も集まります。足で床をしっかりと蹴って進んだり、ときには器用に車をバックさせてみたりと運転技術はバッチリです。この日は、お友達と一緒にお出掛け。バッグを持って、赤ちゃんを背中におんぶして…とお家でのお母さんの様子をよく見ているのが伝わってきます。保育士が「どこに行くの?」と聞くと、迷わず「イオン!」と返事が返ってきました。つい笑ってしまいましたが、小さいながらに色んな事をよく知っているなと思いました。
こちらは仲良くみんなでテーブルを囲んでにぎやかにおままごと遊び。スプーンで混ぜて料理を作ったり、食べ物を口に運んで食べる真似をしたり、「いただきます!」「おいしいねー!」などと会話をするなど、さまざまな遊び方で楽しんでいます。日常生活で体験していることを上手に再現して遊んでいる子ども達です。
子ども達はお部屋の窓から外を眺めるのも大好き。お兄さんお姉さんの遊びの様子に興味津々です。この後ろ姿も可愛いちょうちょ組です。
良いお天気の日は、戸外遊びへ出発!靴を履くのは難しいですが、今では少しずつ自分で履いてみようとチャレンジする気持ちが育っています。上手くできなくても大丈夫!子ども達の“やってみたい”という思いを大切に見守っています。
0歳児のCちゃんは、砂遊びの真っ最中!シャベルを上手に持って、手の平にのせた砂を握ったり、サラサラと落としてみたり、砂の感触に不思議さや面白さを感じながら楽しんでいます。
雨上がりのある日。風に舞って落ちてきたイチョウの葉が水面に浮かんでいるのを見つけた子ども達。風で葉っぱがユラユラ動く様子を目で追ったり、指先でチョンとさわってみたりと、ワクワクするような瞬間におもわずニッコリでした。
D君は大きな水たまりを発見すると、ダイナミックにバシャンと中へ入ります。すると何かに気付いたようです。太陽の光できらきらと輝く水、そして、両足の下に目を向けて水面に移ったのはなんと自分の姿だったのです。「あー、いたー!」とびっくりのD君。急いで「先生、先生!」と手招きをして嬉しそうに教えてくれました。D君にとっては大発見です。いろいろな角度から見ては大興奮でした。
また別のある日。今日はみんなでお散歩!広場へ到着すると、みんなでよーいどん!走るのが大好きなちょうちょ組は、保育士やお友達と一緒に走る喜びを全身で感じ、素敵な笑顔をたくさん見せてくれます。この日もたっぷりと自然遊びを満喫しました。
たくさん遊んだ後は給食の時間。職員室前には、毎日の給食を展示しています。展示を見つけると、「あっ、ごはん!」「見るー!」「お魚あったー。」「おいしそう!」とウキウキしながら保育士と確認しています。このような場面も子ども達にとっては楽しみの一つとなっています。
ちょうちょ組のみんなはいつも気持ちのいい食べっぷりでお皿はピカピカです。美味しい給食にパワーをもらって毎日元気に過ごしています。
明日はどんな楽しいことが待っているかな!
令和6年10月
秋の遠足(マザー牧場)に行く日を楽しみにしていた子ども達。しかし当日は雨が降ってしまい、残念ながら中止になりました。そこで、保育士が保育所内で楽しめる「秘密の遠足」をサプライズで計画しました。当日、子ども達に話をすると大喜び!
まずは、カードに書かれた動物を探します。
「絶対見つけるぞー!」「行ってきまーす!」と気合十分の子ども達。早速、実際の遠足のようにリュックを背負って出発です。
「どこにいるのかなー?」「ここにはいないね。」
「あっ、なんか見えたー!」とあちらこちらでわくわくする気持ちを味わいながら夢中になって探します。
そして、「ぞうがいたよ!」「見つけたー!」「こんなところにいたのかー!」と嬉しそうな声が響きます。
また、別の場面でも「うさぎがいたー!」「ブタもいる!」と次々に発見!あっという間に全ての動物を見つけることができました。
「先生、見て!全部見つけたよ!」「すごいでしょ!」と誇らしげな表情でラリーカードを見せ、みんなでハイポーズ☆
ごほうびとして、所長先生からアイスクリームのメダルをもらいました。
「やったー!」「すごい面白かった!」「またみんなでやりたいね!」と一人ひとりの笑顔が弾けて満足感を味わえたようです。
これで遠足は終了・・・とおもいきや、次のお楽しみが待っていることを聞いた子ども達はまたまた大喜び。
そして始まったのが、「こぶたのレース」です!本当のレースのように、まずは参加するための整理券をもらいます。こぶた役は4人の保育士です。「まざーとんとん」「ドリームブータン」「とんこつたろう」「グレートとんそく」という素敵なネーミングの発表に子ども達は大笑い!
くじで選ばれたお友達はスタートとともに、こぶたのお尻をペンペン!まわりのお友達は「頑張ってー!」と応援したり、「どのこぶたが1位かな?」と優勝候補を予想したりしながら大盛り上がりです。
また、言うことを聞かず、寄り道をしてまっすぐ進まないこぶたを見た子は、「こういう(本物の)ぶたいるよね。」と笑ってしまったり、別のお友達は「本当のマザー牧場に来てるみたい!」と満面の笑みで話したりしていました。
最後は可愛いこぶたのメダルをもらい、大満足の子ども達。本当の遠足は中止になってしまいましたが、形は変わっても保育士が子ども達のために楽しい活動を取り入れたことで、雨の日ならではの特別な遠足をみんなで楽しむことができました。
令和6年9月
9月に入っても夏の暑さは続いていますが、少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。
夏の遊びをたくさん経験し、一回り大きくたくましく成長した子ども達。この楽しい経験が次の秋への経験へとつながっています。現在は、のびのびと身体を動かしながら運動遊びを楽しんでいる毎日です。
ちょうちょ組(1歳児)は、跳び箱の上からジャンプ!好奇心旺盛で何でもやってみたい子ども達。膝の曲げ伸ばしも上手です。ピョンと跳ぶと、「もっかい!(もう1回)」と夢中になっています。
戸外では鉄棒遊び。「こんなこともできるよ!」と言わんばかりに、腕や指の力をしっかりと使ってブランブラン!お兄さんお姉さんに「すごーい!」と褒められると嬉しくて、誇らしげな表情です。
りす組(2歳児)は「エビカニクス」という体操が大好き!曲が流れると、「あっ!」と笑顔で駆け寄り、リズムに合わせてノリノリダンス!
身体を大きく動かして、歌って踊る姿はとても可愛らしいです。
いるか組(3歳児)の女の子達はかけっこが大好きです。青空の下、スタートラインでの立ち姿がかっこよく決まっています。
保育士の「よーいどん!」の掛け声に合わせて笑顔いっぱいに走ります。
こちらは平均台に挑戦のA君。最初は怖くて足が震えてしまうこともありましたが、保育士に手を添えてもらい、繰り返しチャレンジ!するとだんだんコツをつかみ、カニさん歩きだってほらこの通り!「僕、一人でできたんだよ!」と自信に満ちた声が聞こえてきました。そして渡り切った時の達成感は格別だったようです。
うさぎ組(4歳児)は目標としていた鉄棒の前回りに挑戦中。鉄棒にピョンと上がり、お腹をくっつけるまではいいのですが、そこから前に回るのは怖くて勇気が出ないお友達もいます。でも「できないから」と諦める子はいません。側で応援してくれるお友達がいることで、自然とパワーをもらい、「今日も頑張るぞー!」という気持ちにつながっているのです。
するとある日。「今日はBちゃんができたよ!」「先生、見に来て!!」「早く運動会でママに見せたい!」などと目標達成した時の嬉しい報告が次々に聞こえてきました。
ぱんだ組(5歳児)は、「自分達が年長さんになったらこれを頑張りたい!」という思いから、鉄棒の逆上がりや登り棒、縄跳び、板登りにチャレンジしています。
なかでも板登りは、昨年の年長さんが挑戦する姿を見ているので、憧れの気持ちが強くなり、「僕たち私たちもやるんだ!」とやる気に満ち溢れています。
そんなぱんだ組をいつも近くで見ているうさぎ組。お兄さんお姉さん達に向ける眼差しは熱く、「かっこいい!」「すごい!」と取り組みの様子を見たり、真似をしたり、ここでも新たな憧れの気持ちが芽生えています。
やがて運動会に向けての活動が本格的になると、話し合いもさらに盛り上がりを見せ、自分達の運動会を作り上げようと一生懸命な子ども達です。
本番まであと少し。みんなで力を合わせて頑張るぞー!
令和6年8月
今年も暑い日が続きましたが、そんな中でも子ども達は夏の遊びをおもいきり満喫しています。
ちょうちょ組(0・1歳児)は水遊びが大好き。準備をしている時から「早く行きたいよー!」と言わんばかりに集まってきます。0歳児のお友達は、小さなタライのプールでゆったりと遊びます。最初は水がかかって泣いていた子も、今ではすっかり慣れて、水面をパシャパシャ叩いたり、手でグルグル混ぜてみたりと夢中になっています。お友達の玩具が気になるA君。手を伸ばして二人仲良く遊んでいました。
1歳児のお友達は、ペットボトルがお気に入り。シャカシャカと振って音を聞いたり、水がポタポタ落ちていくのをじっと見つめたり、お友達の背中にジャーッとかけてあげるなど、1つの玩具からたくさんの遊びを見つけていました。いろいろな発見に嬉しさを感じると、笑顔いっぱいになって、その気持ちを保育士にたくさん伝えてくれます。
りす組(2歳児)のお友達はプール遊びが始まると、「やったー!」と大喜び。BちゃんとCちゃんは、「見ててね!」とワニのポーズ(腹ばい)でバタ足を見せてくれます。「上手でしょ?」とこの笑顔です。
また、 遊びの中でお友達とやりとりをするのも嬉しく、「お水が冷たいね!」「面白いねー!」「もう1回やろうよ!」と楽しそうにお話をしながら、全身で水を感じています。
いるか組(3歳児)は、大きなプールでダイナミックに遊びます。一番人気は水鉄砲です。思うように使えないお友達がいると、「こうやるんだよ!」「やってみて!」「こうかな?」と子ども同士で話し合う姿も。最初は上手く水を吸い上げることが難しいようでしたが、何度も挑戦し、できるようになると、「遠くまで飛んだよ!」と嬉しそうに水の掛け合いっこをしていました。
うさぎ組(4歳児)は、みんなで大事に成長を見守ってきたスイカを収穫!楽しみにしていたスイカ割りをしました。
一人ずつ目隠しをして挑戦です。「もう少し右だよ!」「まっすぐまっすぐ!」「頑張って!」と後ろで見守るお友達がアドバイス。子ども達、保育士の声援にも自然と熱が入ります。そしてスイカの気配を感じながら、いざ一振り!
「あれ?割れないなー。」「残念!」と空振りはしばらく続きます。なかなか手ごわいスイカです。その後も諦めずに挑戦!
みんなで力を合わせてやっとの思いで割ることができました。
「すごい!赤くなってる!」と大喜び。一口食べると「あまーい!」「おいしすぎる!」と夢中になってたくさん食べ、大満足の子ども達でした。
その後・・・。「畑に種を植えたらもう1回スイカができるかも!」と考えた子ども達。優しくそっと植え、「美味しいスイカができますように…。」と手を合わせていました。その姿がとても可愛らしかったです。
ぱんだ組(5歳児)は、ボディーペインティングをしました。絵の具の感触を肌で感じたり、「何色になるかな?」と色を混ぜて実験し、面白さを感じたりと次々に変化する様子に目を奪われ、どんどん夢中になる子ども達です。
最初は慎重に塗っている子や「顔はやめてー!」とガードする子がいましたが、いつのまにかご覧のとおり!「先生にもつけちゃえ!」といたずらっこな表情を見せ、みんなの体はどんどんカラフルになりました。
さらに慣れてくると、今度はみんなでペタペタ塗り合います。年長さんならではのダイナミックさで、大盛り上がりでした。
たくさん遊んだ子ども達。カメラの前でハイポーズ!「もう塗るところがないね!」とお互いの姿を見せあった瞬間、大笑いです。
今年の夏も魅力ある遊びをたくさん楽しみました。次はどんなわくわくが待っているかな。
令和6年7月
今年は3日間にわたって、夏のお楽しみ会を行いました。1日目は畑で収穫したじゃが芋を使って、ぱんだ組(5歳児)・うさぎ組(4歳児)がカレー作りをしました。
うさぎ組になって初めてのクッキングをする子ども達はやる気満々!ピーラーでの皮むきは少し難しかったようですが、その難しいことに挑戦するのもまた楽しく、「力を入れないと剥けないんだよ。」とコツをつかんだ子は、「もっとやりたい!」と次々に取り組み、自分達でできた嬉しさを感じていました。
ぱんだ組は、包丁で切る作業もお手のもの!左手はしっかりと猫の手にして上手に切っています。
玉ねぎを切ったA君は、「わぁー、すごいにおい!」と手の平を鼻にくっつけておもわず苦笑いでした。
次はたっぷりの野菜とお肉をお鍋に入れてグツグツ煮込みます。みんなで「美味しくなーれ!」とおまじないをかけました。
子ども達の気持ちがたくさんつまったカレー作りは大成功!「美味しすぎる!」「最高!」とあっという間に完食でした。
2日目は夏祭りです。園庭に出るとお祭りの音楽が流れ、にぎやかな雰囲気に包まれます。そして保育士が手作りの法被を着てお店屋さんに変身。そんな光景に子ども達の心も弾み、笑顔がどんどんあふれます。
くじ引き大会やヨーヨー釣りでは、ドキドキわくわくがいっぱいです。
いろいろな道具を使ったシャボン玉遊びも人気です。チェーンを使ったシャボン玉は、その場が一瞬で幻想的な空間になり、大喜びの子ども達。
ちょうちょ組(1歳児)のBちゃんは、お姉さんが吹いてくれるシャボン玉に興味津々!手で捕まえようと夢中になる姿が可愛らしいですね。
子ども達はもちろん保育士も一緒になって楽しんだ夏祭りでした。
最終日は、ぱんだ組手作りの水族館「ぱんだたのしーわーるど」がいよいよ開店!子ども達がこれまで出掛けた園外保育での磯遊びが楽しかったという思いから、お楽しみ会でも水族館をやろうと少しずつ形にしていきました。
入り口を入ると大きな海中トンネル!魚やクラゲが泳いでいるのを見て、「本物の海にいるみたーい!」と感動するお友達もいました。
さらに上を見上げると迫力満点のジンベイザメがお出迎え。「大きいねー。」「すごくかっこいい!」と大興奮の子ども達。他にも魚釣りやチンアナゴの輪投げコーナーも大人気です。
どれもぱんだ組のアイデアで作り上げた海の生き物が盛りだくさんで、見どころ満載でした。
ぱんだ組は、店員さんとして年下のお友達を迎えましたが、最初はどうやって声をかけたらよいかとまどうことも。でも、みんなが水族館をおもいきり楽しむ姿を見ると嬉しさから、「いらっしゃーい!」「こっちですよ!」「これはこうやってやるんだよ!」と自然と声をかけ、優しくサポートもしてくれました。頼りになる年長さんです。
大好評の水族館もそろそろ終わりの時間になると、「まだ遊びたい!」と残念そうに話すお友達が多くいました。その様子を見たぱんだ組は、「みんな喜んでたね!」「水族館をやれてよかった!」と達成感を味わい、今回の取り組みを経て、年長さんとしての新たな自信にもつながったようです。
また一つ素敵な思い出ができました。
令和6年6月
今年も子ども達が楽しみにしている季節がやってきました。今回の目的は「ザリガニ探し」です。
真っすぐに伸びる田んぼ道を歩くうさぎ組(4歳児)。「いいお天気だねー。」「ザリガニいっぱい見つかるといいね!」と期待に胸を膨らませながら会話をしています。
しばらくすると、大きな用水路を発見!ザリガニがいそうな予感がした子ども達は、「ここじゃない?」「隠れているんじゃない?」とそっと覗いてみますが、姿は見えず。この日は水の流れが速く残念ながら見つけることができませんでした。
それから数日後。うさぎ組といるか組(3歳児)でお散歩に出掛けました。「今度はザリガニを見つけるぞー!」と気合十分の子ども達。今回は網を持って出発です。
歩いている途中で保育士がアシの葉を見つけました。これが笛に変身することを子ども達に知らせると、「えっ?すごい!どうやってやるの?」と興味津々。目的地まではまだ先でしたが、ちょっと寄り道をして自然物にふれたり遊んだりするのも面白く、お散歩の醍醐味でもあります。
いざ、アシ笛に挑戦!「あれっ?難しい。」「もう少しで音が鳴りそう!」とほっぺたを膨らませて夢中になる子ども達。そして・・・、『プーーー♪』
「やったー!鳴ったよ!」「僕も鳴ったー。」とにぎやかな演奏会が始まりました。また、音を聞いていると、自分やお友達の吹く音に違いがあることにも気が付き、さらに興味が深まったようです。
アシ笛で遊んだ後はザリガニ探しです。
この日の田んぼにはたくさんのザリガニがいたので、次々に網で捕まえることができました。
でも網が人数分ないことから取り合いになってしまうことも。そこでどうしたらよいか皆で話し合い、自分たちの釣竿を作ろうということになりました。
後日、ぱんだ組(5歳児)とうさぎ組は割り箸を使って釣竿作り。「何色にしようかな?」「「どんな模様にしようかな!」と考えながらマジックで色塗りをします。
みんな真剣な表情で取り組んでいました。エサはぱんだ組が図鑑で調べると、するめを食べることがわかったので、所長先生に用意をお願いしました。
翌日、うさぎ・ぱんだ組でザリガニ釣りへ。「釣れるかなー?」「いたけどすぐ逃げちゃうよ。」
「ザリガニって暗いところにいるんだよね。」
「あれっ、まだエサがついてた!」などと子ども達の楽しそうな声が響いています。
ザリガニを釣る時は、静かにそっと待つのがポイントですが、わかっていてもザリガニの姿を見つけると嬉しくて大さわぎ!そのたびに、「逃げちゃうから静かにしてー!」と皆で声を掛け合っていました。
この日はザリガニ2匹、そしてどじょうも1匹釣れましたよ。
帰り道。「またみんなで行こうね!」「今度はもっと釣りたいね!」「僕は大物を釣る!」と次のザリガニ釣りへの計画を楽しみに話す子ども達でした。