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あしあと

    発達障がいとは

    • 初版公開日:[2023年10月02日]
    • 更新日:[2023年10月2日]
    • ID:454

    発達障がいとは

    1 自閉スペクトラム症(ASD)

    自閉スペクトラム症(ASD)は、「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」などの特性が幼少期から見られ、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。

    これまで自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群などのさまざまな名称で呼ばれていましたが、2013年のアメリカ精神医学会(APA)の診断基準DSM-5の発表以降、それらを統合し、現在はASD(自閉スペクトラム症)と呼ばれています。
    近年では、早ければ1歳半の乳幼児健診でASDの可能性を指摘されることがあります。

    2 注意欠陥・多動性障がい(ADHD)

    注意欠陥・多動性障がい(ADHD)は多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障がいの一つと言われていますが、行動障がいに分類されています。じっとしている等の社会的ルールが増加する、小学校入学前後に発見される場合が多いです。一般に遺伝的原因があるとされますが、他に適当な診断名がなく同様の症状を示す場合を含みます。注意力を維持しにくい、時間感覚がずれている、さまざまな情報をまとめることが苦手などの特徴があります。

    3 学習障がい(LD)

    学習障がい(LD)とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態を指すもので、生まれつきの中枢神経の働きの障がいによるものと考えられています。

    学習障害の種類は主に3つに分類されます。

    • ディスレクシア(読字障害)
      「字を読むことに困難がある障害」の通称です。文字の読み方・形を認識することが難しいことが特性にあげられます。
    • ディスグラフィア(書字表出障害)
      「字を書くことに困難がある障害」の通称です。文字の形が認識しづらく、視覚から得る情報処理の難しさが特性にあげられます。
    • ディスカリキュア(算数障害)
      「算数・計算、その場にないものを推論することが困難な障害」の通称です。特性として、順番に数えることはできても数を概念として捉えることが苦手です。