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市宝探訪(自然)

[2013年3月18日]

ID:792

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富津州(ふっつす)海浜植物群落地 -富津-

富津州海浜植物群落地

 富津岬は、東京湾をめぐる還流と浦賀水道を北上する潮流の2つの異なった海流によって形成された尖角岬である。州の先端は4キロメートルも海に突出し、海岸砂丘に広がる植物群落には、北岸・南岸とその中間地帯でそれぞれ異なった植生が見られる。南岸にはコウボウムギ・ハマボウフウ・ネコノシタなどの塩生植物が、北岸にはスナビキソウ・ススキなどの内陸野生植物が、中間帯には帰化植物が見られ、異なった植生帯を形成している。昭和29年県指定天然記念物。

高宕山(たかごやま)のサル生息地 -豊岡-

高宕山のサル生息地

 ニホンザルは本州・四国・九州・屋久島に分布し、日本の動物として親しまれてきた。4~5歳で成熟し、秋から冬に交尾し、妊娠期間5ヶ月で1頭を出産する。富津・君津・鴨川市などを含む房総丘陵には野生ニホンザルが生息するが、とくに高宕山を中心とする標高300メートル前後の波状山地には100頭程の群れが約10群確認されている。高宕山の植生は針葉樹林と広葉樹林からなり、クリ・アケビなどサルの食用になる植物も多い。昭和31年国指定天然記念物。

竹岡のヒカリモ発生地 -萩生-

竹岡のヒカリモ発生地

 ヒカリモは鞭毛藻類(べんもうそうるい)で、顕微鏡でなければ観察できないほどの微小なものである。洞穴やトンネル等の水溜りに群生し、菜の花の咲く春になると、外からの光線を反射して黄金色に輝く。この発生地は国道127号線を見下ろす海蝕洞穴で、間口3メートル、奥行10メートル、水深70メートルほどであり、わが国で最初にヒカリモが発見された場所として注目される。水戸黄門は延宝2年(1674)にこの地方を旅行し、紀行文に「黄金花」と記録している。昭和3年国指定天然記念物。

薬王寺(やくおうじ)・オハツキイチョウ -竹岡-

薬王寺・オハツキイチョウ

 竹岡の薬王寺は、湊川河口南側の海岸で、老松に囲まれた景勝の地にある。境内にあるオハツキイチョウは、イチョウの変種で葉の上に実をつけるものであり、千葉県内では香取郡神崎町でも確認されている。本樹は文化9年(1812)奥州白河藩主の松平定信が、本堂・薬師堂再建の大檀那として、自ら領国白河より取り寄せて手植えしたものと伝えられており、そのことから樹齢は190年を越えるものと考えられる。樹高は18メートルである。昭和40年県指定天然記念物。

環(たまき)の大樟(おおぐす) -東大和田-

環の大樟

 クスノキは常緑広葉樹で、関東以南の暖地、とくに海岸地域に多く分布する。環の大樟は、東大和田・興源寺(こうげんじ)の石段の登り口右手にあり、下から見上げる姿は雄大である。主幹はすでになく、大きな空洞となっているが、切り株から伸びた2本の「ひこばえ」が大きく生長し、あたりを覆っている。樹高は約23メートル、根回り約21メートルで、千葉県内の樟の中では最大のものである。昭和10年、県指定天然記念物の第1号として指定された6件のうちの一つである。

白山の大スギ -宝竜寺-

白山の大スギ

 このスギは、宝竜寺・白山神社の本殿裏に御神木として聳え立つものである。樹齢は1000年以上といわれており、樹高約35メートル、根回り約7メートルを測る。この地域の巨木として、佐貫・熊野神社の巨松と並び称されてきたが、この巨松はすでに枯死し、現在では市内随一の巨大スギとして神社信仰の対象となっている。白山神社はイザナギノミコトなどを祭神とするが、その社の創設が少なくとも中世か、それ以前に遡ることを物語っている。昭和53年市指定天然記念物。

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富津市役所教育部生涯学習課

電話: 0439-80-1342 FAX: 0439-80-1353

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