あしあと
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医療機関で処方される薬には、新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。
新薬は多くの費用と長い時間をかけて開発され、製造や販売の特許期間が設けられていますが、この特許期間が切れた後に新薬と同じ有効成分で作られる薬のことをジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。
ジェネリック医薬品は、これまで効き目や安全性が実証されてきた新薬と同じ有効成分を使用しており、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造、販売されています。
有効性や安全性、品質も新薬と同等です。
新薬との違いは、有効成分以外の添加剤や薬の大きさ・形状などです。添加剤は、国に認められたものだけを使用することが定められていて、薬の効き目や安全性に影響はありません。
なお、有効成分だけではなく、添加剤や製造方法が新薬と同じ薬(オーソライズドジェネリック)もあります。
お薬にかかる個人負担が軽くなる可能性があります。
ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使用し、開発費用が抑えられているので、新薬よりも低価格となります。
そのため、医療の質を落とさずに個人の負担を軽くすることができ、家計を助けます。
複数のお薬の服用や、長期服用が必要な場合などは特に効果的です。
また、富津市国民健康保険における一人当たりの医療費は、被保険者の高齢化や医療の高度化などにより増額傾向にあります。ジェネリック医薬品に切り替えることで医療費の節約となり、国民健康保険税などで賄っている医療費の適正化や富津市国民健康保険の安定的な運営にもつながります。
医師や薬剤師にジェネリック医薬品を希望することを伝える必要があります。
ジェネリック医薬品への切り替えは、医師や薬剤師と十分にご相談いただき、ご本人が納得された上で行っていただきますようお願いいたします。
また、富津市の国民健康保険に加入されている方には、毎年7月下旬頃に発送される被保険者証と一緒に「ジェネリック医薬品希望シール」をお送りしています。
被保険者証やお薬手帳に貼り付けて、医師や薬局の窓口に提示することでも簡単にお伝えすることができます。
市役所国民健康保険課の窓口でもお渡ししますので、お気軽にお申し出ください。
厚生労働省「後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について」外部ホームページサイトもご覧ください。(別ウインドウで開く)
医療費負担を軽減する対策の一つとして、ジェネリック医薬品への切り替えができそうな方を対象に、現在処方されている医薬品をジェネリック医薬品に切り替えた場合に薬代がどれくらい削減できるのか、その一例をお知らせする通知書をお送りしておりますので、お手元に届きましたら内容をご確認ください。
「ジェネリック医薬品」に変更できるかできないかは、医師が個々の薬ごとに判断し、その結果が処方箋に記載されています。
処方箋の「変更不可欄」にチェックが記載されていないものは、医師が治療上の理由などにより変更できないと判断した薬ではありませんので、ジェネリック医薬品が存在している場合はジェネリック医薬品に変えることができます。
なお、この場合でも主治医などとよくご相談ください。
処方箋に記載された日数分のお薬を、新薬とジェネリック医薬品に分けて調剤してもらう「分割調剤」という方法があります。
例えば、15日分の処方箋が出た場合に、まずは5日間分だけジェネリック医薬品の処方を受け、残りの10日間分は新薬の処方を受けるということができます。
この「分割調剤」を利用することで、まずは最初の数日だけでもジェネリック医薬品をお試しすることができますので、ジェネリック医薬品の服用に不安のある方は、医師や薬剤師にご相談ください。
現在、お使いいただいているお薬にジェネリック医薬品があるかどうかや、ジェネリック医薬品に変更した場合の軽減額は以下の外部ホームページサイトで調べることができます。
ジェネリック医薬品に関する外部ホームページサイトへのリンク
治療の内容や体質などによっては、ジェネリック医薬品をお使いいただくことができない場合があります。
ジェネリック医薬品が開発されていないお薬もあります。
病院や薬局にジェネリック医薬品の在庫がないときは、取り寄せに時間がかかる場合があります。
病院や薬局の窓口で支払う医療費には、薬代以外に技術料や検査料なども含まれています。
その他、何か気になることがありましたら、医師や薬剤師にご相談ください。