あしあと
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2月10日から13日まで天羽地区で開催された「むらおこしコンテスト㏌ふっつ2022」で、最終日の13日に、各グループの発表会が行われました。
このコンテストは、「住民目線で日本一ミクロな地方創生」をテーマに、全国から募集してきた大学生が5つのグループに分かれて、天羽地区内の各地区の現状を学び、住民に寄り添った地域課題を見出し、住民の立場にたった施策提案を行うことで、住民のニーズに即した地域活性化プランの創出を目指す、他とは一味違ったコンテストです。
第2回となる今回のコンテストは、新型コロナウイルス感染症の感染状況を考慮し、参加学生は自宅からオンラインにて地元住民の方々と交流を行い、その区域における課題を発見して、解決策を提案しました。
発表会では、湊、竹岡、金谷、天神山、峰上の各地区で4日間活動した5グループがそれぞれ工夫を凝らしたプランを発表して、すべてのグループの発表へ温かい拍手が送られました。
むらおこしコンテスト㏌ふっつ2022実績報告書
首都圏住民等の外部の人に足を運んでもらい、地域の人と魅力を分かち合うため、竹岡の多彩な魅力をクエスト(体験活動)として見える化したプラン。
参加者は、住民が主体となって考案したクエストに参加してもらい、報酬として竹岡地区で使用できる地域共通マネーが取得できる仕組みを構築。
長期的に見ると、獣害被害対策や、山林整備、移住者等の効果が期待できる。
スローライフを自然豊かな場所で送りたいと考えている人を対象とした、オーダーメイド型のお試し住宅を準備して桜井の生活を体験してもらうプラン。
クラウドファンディングや利用料金で空家の改修を行い、地域おこし協力隊を派遣して、お試し住宅を運営。
SNSの広告等を活用して利用者が増えていけば、空き家の有効活用、居住者の獲得、町内会への金銭的リターンなど、町の存続に繋がっていく。
金谷地区への新規居住者と地域住民との関係を育む社交の場が存在しないため、コミュニティセンターや空家を活用して交流の場を設ける。
コミュニティセンターを日常的に開放し、イベント等を定期的に開催したり、売却予定のない空き家を一時的に賃貸として活用し、地域住民の交流の場や新規居住者等の仮住まいとして活用する。
交流を求めている地域住民が交流できる町となれば、新規居住者の仕事を身近に感じることができ、金谷の子供たちのは仕事の選択肢が広がり、地元で暮らしていける可能性が期待できる。
地域が直面している課題を住民同士で共有されていないことから、年齢や立場の違う住民同士で、地域課題の可視化や危機感の共有することで、地域の将来を考えるきっかけをつくる。
道幅や斜面の点検マップ、農地の保全状況や獣害の被害状況などのマップを多様な職業や年代を混ぜて作成する。
課題が可視化することで、解決意欲を上げ、アクションが起き、解決につながり、地域の維持を実現する。
若者の流出により、獣害対策、コミュニティの希薄化、雇用機会の減少が起きていることから、地域通貨を活用した地域の内外の人たちとの交流の場を設け、課題解決に取り組む。
参加者は地域内外の子供たちを主体とし、参加費を払い、農作業などのお手伝いを行い、地域通貨を報酬としてもらう。
地域通貨は地元祭礼で使用でき、地元住民は参加費を害獣対策の費用等の課題解決に活用することができる。
最優秀賞にには金谷チームが選ばれました。
チームの代表者は、4日間という短い期間での提案であったため、まだまだ詰めるところがありましたが、コンテストを通じて富津市を知れたことや関われたこと自体が良かったと感じ、私たちの提案が少しでも地域に活かせる部分があったり、地域について考える機会になればと話されていました。
富津っ子ホームページ(別ウインドウで開く)からも、各発表会の様子が閲覧できます。
主催者:東大むら塾
東大むら塾では、農業・地域おこしを柱とする東京大学の学生サークルです。
農業面では、相川地区での減農薬米・無農薬野菜づくり、地域おこし面では、相川・梨沢地区における「地域懇談会」などの活動をしています。
東大むら塾ホームページ(別ウインドウで開く)もご覧ください。