あしあと
気温が高く、暑い日が続いています。
この時期、熱中症による事故が多く発生しています。
未然に防ぐために、下記の項目を参考にして運動をする際や日常生活に役立ててください。
熱中症とは、大量に発汗し体内の水分や塩分が失われることで、体温の調節機能が効かなくなる結果、発生する症状。
気温・湿度が高い状態の中にいたり、激しい運動をしたりすることによって引き起こされます。
めまい、頭痛、体温の上昇、けいれんなどが代表的な症状で、軽い症状で済む場合から、命に関わる重体に陥るケース
までさまざまです。例年、梅雨明け直後の晴天が続く時期に最初のピークを迎えますが、梅雨前にも発症者が増えていま
す。乳幼児や高齢者は発症しやすく、特に基礎疾患を持つ高齢者は重症化しやすい傾向があるため、注意が必要です。
1 暑い時期の運動は、なるべく涼しい時間を選ぶ。
長時間運動を続けることは避け、こまめに休憩をとりましょう。(気温や環境にもよりますが少なくとも30分に1回程度を目安にします。)
2 水分補給
汗をたくさんかいたときは、失われた水分とともに塩分(ナトリウム)を補給するようにしましょう。
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汗で失った分の水分を補給することが大切です。運動前後に体重を測ることで、失った水分量を把握できます。
3 暑さに徐々に慣れる
急に暑くなった時に、身体が暑さに慣れるまでは、1週間程度かかります。
また、激しい運動をするほど熱の発生が高くなり、熱中症のリスクが高まります。
暑さに慣れていない時期は、軽く短めの運動をしましょう。(休憩後の再開時も同様です)
WBGT(湿球黒球温度)は、人間の熱のバランスに影響の大きい
気温 温度 輻射熱(ふくしゃねつ)
の3つを取り入れた温度のことです。
※輻射熱とは、日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱です。温度が高い物からは多く出ます。
5月28日(金曜日) 天気晴れ 10時に計測
結果は下の写真のとおりとなりました。
この結果23.3℃は、環境省の暑さ指数表の「注意 強い生活活動でおこる危険性」に該当します。
季節的に夏ではないこの時期でも、警戒レベルが高いことがわかります。
熱中症は、気温が高い日だけでなく、湿度の高い場合や、活動場所によってリスクが高まります。
コロナ禍でマスク着用をするため、今まで以上に慎重な判断と行動をとり、安全な毎日を送りましょう。