あしあと
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令和4年5月
もも組(1,2歳児)は、金魚を見るのが大好き。ばら、ひまわり組に行くと金魚の水槽に一目散に歩いていきます。みんなが金魚を指さして「あっ!あっ!」と保育士に「見て見て!金魚がいるよ!」と教えてくれます。みんなが金魚を見たくて場所の取り合いになってしまうこともあるんです。「ちょっと、僕も見たいよー!」「どいてー!」と言わんばかりです。
腰をかがめてじーっと見つめるこの姿。何とも言えない可愛さです。
数日後、もも組でも見られるようにと所長先生がメダカとグッピーをプレゼントしてくれました。登所してきて部屋に入り、水槽に気が付くと「あれ?何でここにいるの?」と不思議そうな顔をしていました。そのうち、泳いでいるメダカを見て、笑顔になっていた子ども達です。今では、登所すると「おはよー」と挨拶して、保育士と一緒にエサをあげるのが日課になっています。
令和4年4月
Y君のおうちの方から、たけのこ堀りのお誘いをいただき、ゆり組(5歳児)の3人が、たけのこ堀りを体験させてもらいました。前日が雨だったので、行けるか心配していたのですが、当日は朝からとってもいい天気!きっと、みんなの日頃の行いがいいからだね!
いざ、山に入ってみると・・・。Y君が「ここにたけのこがあるよ!」と教えてくれたのですが、2人は「え?」と不思議そうな顔をしています。「この緑色のとがっているのが見えるでしょ?これが、たけのこの先っぽなんだよ。」と教えてくれました。2人は、たけのこは見たことがあっても、実際にたけのこがどうやって生えているのか、どうやって掘るのか知らなかったようです。早速、スコップを使って掘ろうとしましたが、土が硬くてなかなか下まで届きません。みんなで協力してもびくともせず、保育士も手伝い、やっとのことで掘り出したたけのこに「やったー‼」と大喜び。そして、「たけのこってこんなに土の中に隠れているんだね。」と驚いていました。
お友達が山の斜面で滑ってしまうと「大丈夫?」と優しく手を差し伸べる姿も見られました。何度も滑ってしまうと「滑り台みたい♪」と楽しんでいました。保育士も滑らないように踏ん張っていたのですが、見事に滑り、みんな泥だらけで大笑い!たけのこ掘りだけでなく、天然の滑り台で遊ぶことができました。
帰り道、「掘ったたけのこ、何して食べようか?」という話題になると「たけのこご飯がいいなー」「みそ汁もいいんじゃない?」と会話が弾み、何度も「楽しかったね!」と笑いあっていました。
令和4年3月
お別れ会(いっぱいあそんでくれてありがとうの会)で、年長さんから年中さんへお当番の引継ぎがありました。コロナ禍で思うようにお当番の引継ぎが出来ずにいると、なんと、年長さんが手作りの『お当番説明書』を作ってくれました。そこには、今まで自分達がやってきたからこそわかる注意事項も書いてありました。『ワゴンをはこぶときは、うわぐつをはいてね。あしが、はさまっちゃうといたいよ』『ふざけているひとがいると、おわらないよ』など、写真付きで詳しく書いてあり、年中さんにもよくわかるようにできていました。
コロナ禍だから出来ないではなく、コロナ禍だからどうしたらいいかと考えたくれた年長さん。4人の女の子達は、お互いの思いをぶつけあってケンカすることもありました。でも、お互いが思いを言えたからこそ、わかり合うこともできました。新しいアイディアが生まれました。立ち止まることなく、常に『どうやって楽しもうか』『どんなふうにやろうか』と自分達で考え、それを形にしてきた年長さん。小さいお友達は、憧れのまなざしで見ていました。最後の最後まで、かっこいい年長さんだった4人のお友達。小学校に行っても、自分の思いを言葉にして伝え、仲間と一緒に頑張ってね!ずっと応援しているよ。卒園、おめでとう!
令和4年2月
S保育士が子ども達に魔法の粉を持ってきてくれました。この粉と色のついた棒を蓋つきの容器に入れ、『ちちんぷいぷいのーぷい!』と呪文を唱えてからシャカシャカ振ると・・・。あら、不思議。真っ白だった魔法の粉がカラフルになりました。
「なんで色が付くの?」と不思議に思った子ども達。「自分達も作ってみたい」と保育士から魔法の粉を分けてもらって作り始めました。大事な魔法の粉をこぼさないようにそーっと入れて・・。色の付いた棒も忘れずに入れます。今度は、園庭で元気に踊りながら魔法をかけることにしました。両手に持った容器をフリフリ、シャカシャカして1曲、2曲と踊っています。さぁ、どうなるかな?
見事、きれいな色が付きました。振れば振るほど、きれいな色が付くようです。子ども達は、魔法の粉が何であるのか知らないのですが・・・。実は、食塩です。食塩にパステルを入れ、このようにシャカシャカ振るときれいな色が付きます。後日、他の粉でも同じように作れるのか、子ども達と実験してみました。砂糖や小麦粉、片栗粉などは色がほとんど付きませんでした。なぜ、食塩には色が付くのか・・・。思わぬ形で、子ども達と科学実験をすることになり、保育士も学びの一日となりました。
令和4年1月
竹岡保育所の0歳児の二人は、とっても仲良しです。1歳になったA君と、もうすぐ1歳になるB君。一足先に歩き始めたA君が職員室へ遊びに来ました。職員室と未満児室との間には、ネット状のガードがしてあります。そのガードを挟んだ二人のやりとりが、とっても可愛らしかったんですよ。まだ「あっ!」「うーん、ばっ!」「まんまんまんま」といった言葉しか発しない二人ですが、しっかり会話が成立しているかのようでした。
「なんで、そっちにいるの?ぼくも、いきたかったなー」
「Bくんがもっているのは、なぁに?」
「それより・・。ここ、つかまないでよー。ぼく、ここにつかまって、たっちしたいんだから」
「まぁまぁ、そんなことはいわないで。ちょっとぐらい、いいでしょ」
「あれ?ここ、さわると、ゆらゆらするぞ」
「どれどれ・・・。あっ、ほんとだ」
このやりとりの間、全く言葉を発することは無かった二人ですが、ガードの向こうとこちらで、一緒に手を合わせ、気持ちは通じ合っているようでした。何気ない日常の一コマに、こんなに可愛い姿がある未満児クラスです。
令和3年12月
12月中旬、クリスマスツリーに一通の手紙を見つけた年長さん。どうやら差出人は、サンタさんのようです。お手紙は英語で書いてあったのですが、先生達に助けてもらいながらなんとか解読すると『22日に行くよ』と書いてあり、子ども達は大喜び。22日にサンタさんに会えることを楽しみにしていました。
待ちに待った22日。遠くの方から鈴の音が聞こえてきたのですが、どこにも誰もいません。もう一度、耳を澄ませて静かにしていると・・・。ステージにサンタさんがいました!一瞬、静まり返ったあと「わぁー」と驚く声があがりました。サンタさんにお手紙を用意していたお友達もいて、緊張しながら渡していました。そのお手紙には『いつも、ぷれぜんと、ありがとう』と書いてありました。
サンタさんに聞きたいことがあったお友達は、特製の糸電話を使って質問していました。この糸電話は、英訳機能があるようで、日本語で聞いてもサンタさんに伝わる便利な糸電話だったようです。「どこから来たんですか?」「好きな食べ物は何ですか?」と聞くと、サンタさんが「フィンランド」「ラーメン」と答えてくれ、子ども達は「ラーメンだって!」と笑っていました。
お待ちかねのプレゼントをもらうと、子ども達はニコニコ。各クラスに『はらぺこあおむし』や『もりのおふろ』『からすのぱんやさん』など、子ども達が好きな絵本のパズルももらいました。不思議そうな顔をして受け取る子、「サンキュー」とお礼を言っている子と受け取り方にも個性が表れていました。サンタさん、また来てね!
令和3年11月
年長さんが園庭に何やら作り始めました。一生懸命、土で壁のようなものを作っています。『ちか100かいだてのいえ』の絵本を見て、自分達も作ってみようと思った年長さん。始めは絵本のように、穴を掘って地下に向かっていく予定だったらしいのですが・・。それは無理だと思い、土で壁を作るというやり方になったようです。木の実を飾ってみたり、一応、地下に通じるという想定の穴を掘ったり、自分達で想像を膨らませて作っていました。
“秘密基地”と名付けられたこの場所は、みんなのお気に入りの場所になりました。秘密基地の中にレジャーシートを広げ、おやつやご飯を食べることもあります。小さい組のお友達も時々、仲間入りしています。そして、“年長さんが作った大事なもの”ということが伝わっているのか、誰も壊すことなく、ずっと使われています。
令和3年10月
(1) 運動会ごっこでリレーをしている年長さん(オレンジ帽子)と年中さん(ピンク帽子)。それを見ていた年少さん(青帽子)と2歳児のお友達(黄色帽子)も真似をして走り始めました。スタート場所が中途半端な所なのですが、そこはご愛敬。本人達は、大きいお友達の真似をして真剣です。
(2) 二人はリレーが楽しかったようで、繰り返し繰り返し走っています。他の遊びに行ってしまったお友達もいますが、そんなことは気にせず走り続けています。誰かが教えたわけではないのに、しっかりバトンを受け渡し、二人でのリレーが成立していました。
(3) 何度も繰り返し走っているうちに、2歳児のお友達が転んで靴が脱げてしまいました。自分で履き直そうとしていたのですが、その姿を見て、年少さんが引き返してくれました。近くでストライダーに乗っていたお友達も、振り返って気にしてくれています。転んでしまったお友達も泣かずに一生懸命、靴を履こうとしています。
(4) 駆け寄ってきてくれたお友達が「大丈夫?」と声をかけてくれました。でも、そこで履かせてしまうのではなく、自分で何とか履こうと頑張っているのを待ってくれています。
この後、どうなったか・・。無事に靴が履けると、青帽子のお友達は自分のスタートラインに戻り、何事もなかったかのように、またバトンを受け取って走り出していました。大人が手を出さずに見守ることで、こんな素敵な場面を見ることができました。
令和3年9月
「1,2,3・・」2歳児のお友達3人が、真剣な顔で鉄棒にぶら下がっています。大きいお友達が、逆上がりや前まわりに挑戦しているのを見て「私も!僕も!」とやってきた2歳児。手を伸ばしてやっと届く鉄棒に、同時にぶら下がり、誰が一番長くぶら下がっていられるか、競争です。
大きいお友達が、自分達の目標に向けて努力している姿を近くで見ているので、この3人も諦めません。3人共が、頑張っていました。頑張っている姿は、誰もが応援したくなりますね。『私、できたよ!』『見て!僕だって、できるよ!』と、達成できた時の誇らしそうな顔も素敵です。
この後、1歳児のお友達も仲間入り。『僕だって・・』と言わんばかりに頑張っていました。
令和3年8月
7月のお楽しみ会で、お店屋さんごっこをしてみんなを楽しませてくれた年長さんが、今度はジュース屋さんとアイス屋さんになってくれました。オシロイバナや朝顔で作った色水を上手にコップへ注いでいます。奥に見えるカラフルなシャベルがアイスだそうです。ビールケースを使ってコップをセットし、アイスに見立てたシャベルを並べ「いらっしゃいませ!」「ジュースはいかがですか?」と熱心に呼び込みをしていました。
年長さんは作った色水を製氷皿に入れ、氷も作っていました。出来上がった氷を見て、イメージしていたように色が付いていなかったことに疑問を持つお友達がいました。Aちゃんは、“どうして自分の氷は、底になっていた部分にしか色が付かないのか?”と不思議そうにしています。周りを見ると、しっかり色付いた氷が出来たBちゃんがいます。他の子もその二人の氷を見て、“どうしたらしっかり色付いた氷ができるのか”考えていました。Bちゃんにも話を聞き、色水そのものがとても濃い色だったことがわかり、Aちゃんも早速、濃い色の色水を作り始めました。
製氷皿に色が交互になるように色水を入れる真剣な表情のAちゃん。疑問に思ったことを自分で試してみたり、工夫をしたり科学者のような姿を見せてくれた年長さんです。
令和3年7月
今日はお楽しみ会。年長さんが“どんなことをしたいか”相談して、お店屋さんを開いてくれました。写真は、チョコバナナ屋さんです。紙粘土に色を付けてバナナの形を作り、チョコレートに見えるように絵の具を塗ってあります。お客さんは、小さい組のお友達です。お客さんに「チョコバナナ、一つください」と言われると「ちょっと待ってくださいね」と言いながら、上手に袋に入れて手渡ししていました。“お買い物をしてもらうためにはどうしたらいいか”考えた年長さんは、お金ではなくチケットを作り、そのチケットと交換で品物を渡していました。チョコバナナ屋さんの他に、たこ焼き屋さんもありました。チョコバナナもたこ焼きも上手に出来ていて、お買い物をした小さい組のお友達は、パクっと食べようとするほど、本物そっくりでした。
みんなを楽しませてあげたい、喜ばせてあげたいと品物を作ったり、チケットやお楽しみ会のお知らせの手紙も作ったりと頑張ってくれた年長さんです。4人しかいないけれど、役割分担をしながら、みんなを楽しませてくれました。
令和3年6月
1・2歳児のお友達が何やら、真剣に見ています。視線の先にいるものは・・・『ツマグロヒョウモンの幼虫』です。5月から6月にかけて、パンジーの花にたくさんいる、黒にオレンジの模様があって、トゲトゲもある幼虫を知っていますか?見た目は、とても気味が悪いのですが、きれいな蝶になります。トゲトゲは痛くありません。大きいお友達は、何匹も幼虫を捕まえ、さなぎになって羽化するまで観察していました。さなぎもトゲトゲがあり、ラメ色に光る斑点がきれいで、子ども達は「キラキラしていて、かっこいいね!」とよく見ていました。
そんな大きいお友達の姿を見ていた1・2歳児のお友達。テラスに這ってきた『ツマグロヒョウモンの幼虫』を見つけると「あっ!」と急いで駆け寄りました。触るのはちょっぴり怖い・・。でも、近くで見たい!そんな気持ちの表れが、この真剣な姿でした。写真ではわかりにくいのですが、ちょうどコンクリートの所を『ツマグロヒョウモンの幼虫』が這っています。自分が見たいものと同じ目線になって、不思議そうに見つめている、なんともかわいらしい姿でした。