あしあと
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令和6年3月
ゆり組(5歳児)の卒園が近づいてきたある日のこと、朝の人数調べをしているときに、ひまわりの花がついている封筒をお当番のお友だちが見つけました。「何だろう?」「みんなのところに持っていこう!」中を見てみると『メモリアルツアーの招待状』と写真が入っていました。「おもいでめぐり?」「サプライズだって!」「この封筒を探すんだね」みんな招待状にくぎ付けになっていました。「もも組(0・1・2歳児)のお友だちにも教えて、みんなで行こう!」準備をして出発!メモリアルツアーの始まりです。
ヒント(1)「これ、海だよね!」「このトンネルの所にひまわりの封筒があるんじゃない?」いつも、夏に磯遊びをしている北町の海に行き、岩のトンネルの所を探してみると「あったよー!」「みつけた!」
ヒント(2)「どこだろう?」「これ漁協じゃないかな?」漁協に行ってみると、みんな忙しそうに働いていましたが「この封筒ありませんか?」と聞いてみると「これのことかな?海の所に落ちていたよ」「ありがとうございます」次のヒントをもらいました。
ヒント(3)「この間みんなで作ったパンじゃない?」「パン教室やったね」「じゃ、保育所に行けば封筒があるのかな?」「違うよ、パン屋さんに行くんじゃない?」子ども達で話し合い『久治製パン』の白井さんのところへ行ってみると「ちょっと待ってて!探してみるよ」と探してくれ「あった!あった!これだよね。どうぞ!」「気を付けて行ってきてねー!」と手を振って見送ってくれました。
ヒント(4)「川だね」「どこだろう?」「これ、魚がいたところだ!餌あげたよ!」と2歳児のお友だちが言いました。ここは、もも組(0・1・2歳児)がお散歩でよく行った場所です。「このあたりかな?」写真を見ながら探しました。
ヒント(5)「保育所の畑じゃないね」「これ、飯田さんの畑じゃない?」と子どもたち。そう、農地利用最適化推進委員の飯田さんの畑です。さつま芋掘りやじゃがいも植えをさせて頂きました。
ヒント(6)「僕たちがお買い物してる!」「次は三十郎さんだ!」いつも子どもたちがお買い物に行く三十郎商店です。節分の時には、めざしを買いに行きました。
ヒント(7)ゆり組が描いた年賀状です。年賀状を買い、ポストに出しに行ったことを思い出しました。手紙を出すところといえば…郵便局です。郵便局に行くと次のヒントの他に、局長さんから、ポストカードや定規セットのプレゼントを頂きました。
ヒント(8)最後は駐在所でした。「この封筒ありませんか?」と聞いてみると「封筒はないけれど、これならあるよ!」なんと宝箱が出てきました。「これ、保育所の宝箱だー!」とみんなびっくり!
「みんなの物なんだ。落とし物を受け取る時はサインが必要だから、書いてくれるかな?」と言われ、字が書けるゆり組の2人が代表でサインを書いてくれました。宝箱を保育所まで大事に持って帰り、中を見て見ると、おやつとジュース!たくさん歩いたから嬉しそうでした。
ヒントの写真をもとに、今年1年間の思い出の場所を巡ることができました。みんなで探検に出かけたみたいで楽しかったね。
今回のメモリアルツアーは、地域の方々にご協力していただき行うことができました。ありがとうございました。竹岡の子どもたちは、地域の方に愛されているのだなと改めて感じました。これからも竹岡の地で大きく育っていって欲しいです。
令和6年2月
今年は暖冬と言われていましたが、みぞれや雪が降る寒い日もありましたね。「朝、雪で遊んできた!」というお友達もいました。しかし、竹岡保育所には、雪が積もらず、雪遊びができないなー。と残念そうにしていると…。なんと、所長先生が家からクーラーボックスに入れて雪を持ってきてくれていました。雪を見た子どもたちは「わー!雪だ!」と目を輝かせて喜んでいました。早速、雪を手に取り「雪だるま作りたい!」と、ぎゅぎゅと丸めて…「できた!」「僕もできたよー!見てー!」と、嬉しそうな子ども達。夢中になって何個も雪だるまを作っていました。
みんなが作った雪だるまがたくさん並びました!「すごいでしょ‼」
手が冷たくなってきたー」と言いながらも、まだ雪で遊びたい子ども達は、シャベルを持ってきて型抜きをしたり、アイスを作ったりし、クーラーボックスの中の雪が空っぽになるまで雪遊びを楽しみました。
雪遊びをした後は、体が冷えてしまったので、保育士が足湯を準備しました!足を入れてみると「あったかーい」「雪、冷たかったよね」「でも、楽しかったね」と温まりながら会話が弾んでいました。
たくさん並んだ雪だるまは、子ども達が帰るときには溶けてしまっていました。それに気づいた子ども達は「あれ?雪だるまどこにいっちゃったんだろう?」「いっぱいあったのに…」と不思議そうにしていました。
めったに雪が降る地域ではないので、雪の冷たさを感じたり、溶けてなくなる不思議さを感じたりと、今日の雪遊びは子ども達にとって特別な体験でした。
令和6年1月
4月から1年生になるゆり組(5歳児)は、時々、文字のワークをやっています。「今日は、ここまで頑張る!」と自分で目標を持ち、こつこつと進めてきたこともあり、とても字が上手になりました。
手紙を書くことも得意で、自分達でどんなことを書こうか考え、交流保育で仲良くなった中央保育所や金谷保育所のお友達と手紙のやり取りをして楽しんでいました。
字が上手になったゆり組に「たけおかほいくしょ」のネームを作ってみない?と板を用意してみました。文字は散歩や園庭で拾った枝を使い「どの枝にしようかなー」「このくらいの長さでいいね!」と自分達で字のバランスを見ながら枝を折って文字を作っていきます。「ちょっと長すぎたー。もう少し短くしよう」文字の形をちゃんと分かっているからできることですね。
枝で「たけおかほいくしょ」の文字が出来上がったら、次は、海で拾ってきたシーグラス、そして散歩で拾ってきたどんぐりで飾り付けていきます。どんぐりには一つ一つ顔を描いていました。「笑っている顔にしよう!」「ここに置くのはどうかなー」と2人で相談しながら作り上げました!
2人のこだわりは、どんぐりです。顔が描いてあるどんぐりは12個。なんと竹岡保育所のお友達の人数なんです。「離れていると寂しくなっちゃうから」とどんぐりの配置を考えながら付けていました。2人の優しさを感じますね!
このネームプレートは、保育所の玄関に飾ってあります。竹岡保育所にお越しになった際はぜひご覧になってくださいね!
T君、K君、ステキなネームプレートをありがとう!
令和5年12月
今年も、I君のおうちの方のご厚意で田植えと稲刈りの体験をさせて頂きました。自分達で刈った稲を保育所で鉄棒に干し乾燥させたら、脱穀、もみすりを行いました。特にもみすりは時間と根気がいる作業で、みんなで交代しながら頑張り、玄米が出来上がりました。次は、精米機に玄米を入れスイッチオン!すると「あっ!だんだん白くなってきたよ!」「本当だ!すごいねー!」と玄米から白米に変わっていく様子をみんなで見守りました。これでお米の準備は出来上がりです。
今年の収穫祭には、いつも畑のことを教えてくれる『畑の先生』、田んぼをお借りして田植え、稲刈りを体験させてくれた『田んぼの先生』、さつま芋掘りをさせて頂いた農地利用最適化推進委員の飯田さんを招待しよう!と、ゆり組(5歳児)が招待状を書きました。また、保育所の地域の方との交流を見て頂こうと、保育課の方も招待しました。
収穫祭当日は、ご飯を飯盒で炊き、みそ汁をかまどで作りました。お米を計量し、ゆり組がお米を研いでくれました。大事なお米をこぼさないよう、手で押さえてとぎ汁を上手に流していました。次はみそ汁作りです。みそ汁には、保育所の畑で収穫した大根、白菜、そして、飯田さんから頂いたさつま芋を入れ野菜たっぷりにしました。野菜の皮むき、包丁で切るのはゆり組、白菜やこんにゃくは、ひまわり組(4歳児)ばら組(3歳児)が手でちぎりました。自分達で切った具材を鍋に入れ煮込んでいきます。ご飯とみそ汁が出来上がるのが楽しみな子ども達。「もうできるかな?」と何度も気にして様子を見ていました。
ご飯が炊きあがり、少しずつおにぎりにして食べてみると「わー!おいしい!」とみんなが笑顔になりました。ペロリと食べてしまい「もっと食べたい!」という子も多かったです。
みんなが作ったみそ汁は、給食で食べました。招待した方々が「おいしい!」「優しい味がするね」と言ってくれ、嬉しそうな子ども達。たくさん作ったけれど、みんながおかわりをして、鍋は空っぽになってしまいました。
地域の方々のおかげで、たくさんの経験をすることができています。これからも、皆さんに教えてもらいながら作物を育てる大変さ、収穫の喜び、そしておいしく食べることができるようにしていきたいと思います。
令和5年11月
散歩中、歩道の真ん中にバッタがいることに気が付いた子ども達。「このバッタ動かないよ。どうしたのかな?」とみんなで見ていました。保育士が「もしかして、卵を産んでいるのかも!」と言うと「本当に?」「このお尻から出ているのが卵なの?」とみんなビックリ!バッタがお尻をぐーっと伸ばしている様子をじっと見守り、自然と「がんばれー!」と応援が始まりました。バッタは、子ども達に応援されながら産卵を頑張っているようでした。
保育所に帰ってから図鑑で調べると、バッタの種類は『トノサマバッタ』ということがわかりました。また、本来、バッタは土の中にお尻を差し込み、できるだけ深い所に卵を産むのだそうです。こうやって、バッタの産卵を見ることができるということは、かなり珍しいということでした。土にたどり着くまでに産気づいてしまったのでしょうか。数日後、バッタがいた場所を通ると、バッタも卵も見つかりませんでした。産卵を見てから雨が降ったので「雨で流されちゃったのかな?」と心配していた子ども達です。
バッタの産卵を見たと思ったら、なんと、次は、保育所の外壁で、カマキリが産卵しているところを発見!カマキリの卵はうす茶色と思っていたのですが、産卵中の卵の色はきれいな青色でした。バッタ同様、子ども達は「がんばれー!」と応援しながら見守りました。
思いがけず、トノサマバッタとカマキリの産卵を見ることができました。子ども達が周りで見守っていても、近くで写真を撮っていても、産卵に集中している様子は、とても神秘的でした。これからも、こういった貴重な体験を大切にしていきたいと思います。
令和5年10月
以前より園外保育などの交流がある中央保育所で、さつま芋の収穫が少なくて困っているという話を聞きました。そのことを子ども達に伝えると「うち(竹岡保育所)にいっぱいあるから、中央保育所のお友達にさつま芋をあげようよ!」とステキな提案をしてくれました。竹岡保育所には、農地利用最適化推進委員の飯田さんから頂いたさつま芋がたくさんあり、何を作ろうか考えていたところだったのです。
早速、中央保育所に「おいもいっぱいもらったのであげます。とりにきて」とお手紙を書きファックスで送りました。「焼き芋なら、このくらいの大きさがいいかなー」「クッキングもできるように、大きいさつま芋もあるといいよね」とみんなで「焼き芋用」と「お料理用」に分け、中央保育所のお友達がわかるようにメモをかいておすそ分けの準備をしました。
次の日、中央保育所のしおり先生(昨年まで竹岡保育所に勤務していた、子ども達が大好きな先生)がさつま芋を取りに来てくれました。久しぶりに、しおり先生に会えたことも嬉しくて大喜び!みんなで準備したさつま芋のおすそ分けを渡すと「中央保育所で収穫できた柿をどうぞ!」とお手紙付きで、柿のおすそ分けを頂きました。
子ども達同士のやり取りで、“おすそ分け”という素敵な体験をすることができました。お互いを思いやる気持ちを、これからも大切にしていきたいですね。
また、一緒に遊ぼうね♪中央保育所のお友達、ありがとう!
令和5年10月
今年は、保育所の畑の他にも、T君のおばあちゃんの畑と農地利用最適化推進委員の飯田さんの畑で、さつま芋掘りをさせて頂きました。「うんとこしょ、どっこいしょ!」とつるを引っ張ると、「見て!!こんなにお芋がついてる!」「でっかいのがあった!」と大興奮。見せてくれたさつま芋は、子どもの顔と同じくらいある立派なものでした。「まだ、土の中に隠れてるかも!」と手で土を掘ってみると「あっ!あった!」と、まるで宝探しのように夢中になっていました。
飯田さんから頂いたさつま芋で、何を作ろうか相談していた時のこと。『やきいもたいかい』という絵本を見て、「焼き芋をやろう!」ということになりました。ゆり組(5歳児)が「焼き芋をやるなら枝を拾いに行かないと!」「枯れ葉も使うよね」とみんなに教えてくれました。さっそく、ゆり組、ひまわり組(4歳児)、ばら組(3歳児)は、枝と枯れ葉拾いに出発です。「どんな枝がいいかな?」「長い枝、見つけた!」「スギの葉がよく燃えるんだって。どこにあるかな?」と、子ども達は“焼き芋”のため、張り切ってたくさんの枝と枯れ葉を集めてきてくれました。
焼き芋大会当日は、朝の穴掘りから始まり、さつま芋を洗って新聞紙とアルミホイルでくるんで準備万端です!今回は、子ども達から「さつま芋以外に焼いてみたいものがある」とリクエストがありました。『やきいもたいかい』の絵本で、りんごやバナナ、柿なども焼いていたので「やってみたい!」「焼いたらどんな味になるんだろう?」と興味を持ったようです。そこで、りんご・バナナ・柿・玉ねぎ・じゃがいも・里芋を焼いてみることにしました。
できあがった焼き芋は、どれもホクホクでみんなが「美味しいね」と喜んで食べていました。さあ、果物や野菜はどうなったのでしょうか?結果は・・。みんな美味しく焼き上がり大成功!子ども達には、とろーり甘くなったりんごとバナナが大人気でした。
子ども達はもちろん、保育士も初めての体験でした。ワクワク、ドキドキしながら焼き上がりを待ち、みんなで感想を言いながら食べ、笑顔になりました。
これからも、子ども達の「やってみたい」「どうなるんだろう?」という思いを大切に、いろいろな経験をしていきたいと思います。
令和5年9月
7月のお祭りが終わった後「また、おうちの人と楽しいことしたいねー」と子ども達と話していると、昨年のフェスティバルの事を思い出したのか「また、フェスティバルをやりたい!」と盛り上がりました。おうちの人と何をしたいのか聞いてみると「おにごっこ」「かくれんぼ」「だるまさんがころんだ」など自分達の意見をしっかり言うことが出来ました。「おうちの人は何がやりたいかな?」と問いかけてみると、少し考えて「おうちの人にも聞いてみるのはどう?」とT君。そこでゆり組(5歳児)の2人がお手紙を書くと、おうちの人から返事がきました。
子ども達と話し合い、フェスティバルで飾る旗は、子ども達の大好きな新幹線「はやぶさ」と「こまち」に決まり、入り口のアーチは「駅」になりました。そして、新幹線に乗るために必要な切符もゆり組が作ってくれました。
フェスティバル当日、沢山の人が来てくれました。ゆり組の2人は、駅員さんになり切符を切ってくれました。
各家庭の応援席には、名前の駅名を立てました。オープニングは、竹岡駅から出発したはやぶさ、こまちが各家庭の駅に停まり、子ども達を乗せて終点のお楽しみ駅に到着‼フェスティバルの始まりです。今年のプログラムは、おうちの人のアイデアと子ども達のやりたいことを取り入れ、みんなで楽しめる内容にしました。ばら・ひまわり・ゆり組は、鉄棒や自転車、ストライダーなど、頑張って挑戦するものもあり、1人ずつ披露することもできました。
子ども達の頑張りを見た、お父さん、お母さんも大奮闘!
子ども達の競技だけでなく観覧者自由参加の競技もあり、小学生、おじいちゃん、おばあちゃんも大ハッスル!会場全体が大盛り上がりでした。
子ども達の“みんなで楽しみたい”という思いが込められた“たけおかフェスティバル”は、みんなの笑顔で溢れていました。また、来年も楽しもうね!
令和5年8月
いつも、ばら・ひまわり・ゆり組(3・4・5歳児)が“ふっつんバス”に乗ってお出かけするのを保育所でお見送りしているもも組(0・1・2歳児)。この日、ばら・ひまわり・ゆり組は“ふっつんバス”に乗って金谷海浜公園プールに出かけました。
「いってらっしゃーい!」と見送った後、いつものようにプール遊びの準備をしていると、そこに現れたのは、小さい"竹岡保育所専用ふっつんバス”です!「わー!」と目を丸くして見入っています。保育士が「ふっつんバスに乗りたい人ー!」と聞くと「はーい!」と元気よく手を上げていました。「ふっつんバスしゅっぱーつ!」バスに乗って着いたところは…。いつも、ばら・ひまわり・ゆり組が入っている大きいプールです。もも組にとっては、憧れのプールです。
ちょっと緊張気味の様子でしたが、大きいプールに入ると、笑顔になりました。プールでワニ歩きをしたり、水のかけ合いをしたりして楽しみました。でも、やっぱりいつもの場所が落ち着く!と思ったのか、小さいプールに戻って楽しむ子もいました。
この日、もも組は“竹岡保育所専用ふっつんバス”に乗って、大きいプールを満喫しました。もも組も、いつか本物の“ふっつんバス”に乗ってお出かけしたいね!
令和5年7月
7月25日にお楽しみ会を行いました。今年も地域のお祭りがなかったので、お祭りを経験したことがない子がほとんどです。そこで、今年は地域の方にも保育所でお祭りをやることを事前に回覧板でお知らせしました。また、年長(5歳児)がポスターを作って地域の商店、郵便局に貼らせてもらいました。
お楽しみ会当日、午前中は、お神輿を担いで「わっしょい!わっしょい!」と竹岡の町を練り歩きました。すると、子ども達の元気な声、姿に、たくさんの地域の方が子ども達の姿を見に出てきてくれました。「子ども達の姿を見ると嬉しいね」とあたたかく声をかけてくれたり、「暑いね、休んでいきなよ」と涼しいところで休憩させていただいたりしました。地域の方の優しさに「わっしょい!わっしょい!」とより一層、大きな声で張り切っていた子ども達です。
午後からの縁日は、おうちの方が来てくれ、親子でお店を回りました。また、卒園した小学生や地域の方も来てくれ、賑やかな雰囲気になりました。ヨーヨー釣り、輪投げ、けん玉作り、シャボン玉、ポッキンアイス、また、地域で活躍されている方を講師としてお招きし、せっけん作り体験など、盛りだくさんの内容でした。お祭りの最後には『ふっつん』が遊びに来てくれ、子ども達は大喜び。一緒に記念撮影をしました。
今年のお楽しみ会は、みんなでお祭り気分を楽しむことが出来ました。
令和5年6月
2歳児のT君が、初めて一人で靴下を片方履くことが出来ました。“みて!ぼくひとりでできたよ!”と、自信に満ちあふれた表情で、保育士に教えてくれました。「すごーい!自分で履いたの?」「やったね!」とT君とハイタッチして一緒に喜び合いました。すると、すぐ隣で靴下が履けなくて苦戦している1歳児のA君がいました。
T君 「見て!ぼく一人でできたんだ!かっこいいでしょ」
A君 「うまく履けないよー。どうやって履くの?」
T君 「できないの?じゃ、僕がやってあげるよ」
A君 「やってくれるの?」
T君 「靴下を広げて… ほら、こうやって履くんだよ」「よいしょ!」
A君 「T君、すごいね!ありがとう!」
二人の間には、きっとこんな思いのやりとりがあったのだと思います。
「自分でできた!」という自信から、小さい子にやってあげよう!という気持ちが芽生えたのでしょう。子ども同士の素敵な関わりに、保育士も嬉しくなりました。これからも、子ども達がたくさんの「できた!」という達成感が得られるよう、子どもの気持ちに寄り添い、丁寧な関わりをしていきたいと思います
令和5年5月
梅狩りを体験した子ども達と、梅で何を作ろうか話したとき、梅干しを作りたいという声が上がりました。保育士が「梅干しはしょっぱいけど、しょっぱいものって何だろう?」と聞くと「海の水!だって舐めたらしょっぱかったよ!」とT君が答えました。「海の水には塩が入っているのかな?」と、子ども達と話し合いましたが、みんなで考えても答えは出ませんでした。そこで海の水には塩が入っているのか実験してみよう!ということになりました。実験するには海の水が必要なので「海の水を汲んでくるね!」と海に行ったのですが磯遊びをする時とは違い、海の水がいっぱいだったので子ども達はビックリしていました。保育士が海水を鍋ですくい、子ども達が「倒れないように持ってるね」とみんなで協力し合ってペットボトルに入れました。
帰り道、H君のおじいちゃんに会い「海の水で塩って出来ますか?」と聞いてみると「できるよー。グツグツ煮立たせるんだよ」と教えてくれました。保育所に帰り、海水をフライパンに入れ火をかけ、実験スタートです。子ども達は「海のにおいがするね」「いいにおい」と鼻をくんくんさせてにおいをかいでいました。煮立たせていくうちに透明だった水がだんだん白くなってくると「塩かな?」「砂糖かも?」と予想し合っていました。
水分がなくなるとフライパンには白い結晶が残りました。いざ実食!しょっぱい塩か、甘い砂糖か…。舐めてみると「しょっぱーい」「塩だ!」と驚く子ども達。「やっぱり、塩が入っているからしょっぱかったんだ!」と納得したようです。子ども達の疑問を実際に試したことで、海の水から塩ができるということがわかりました。夕方、保護者の方にも出来た塩を味見してもらうと「すごい!本当に塩ですね!」とみんな驚いていました。これからも子どものつぶやきに耳を傾け、一緒に考えたり試したりしていきたいと思います。
令和5年4月
新年度が始まり、学年が1つ上がったことで子ども達は、いろいろなことに興味を持ち、みんなで遊ぶ姿が見られるようになりました。保育士が15日に歓迎会があることを伝えると「おうちの人が来るなら飾り付けをしないと!」とゆり組(5歳児)の2人が中心となり輪飾り作りが始まりました。輪飾りを作り終えると、ばら組(3歳児)ひまわり組(4歳児)ゆり組は折り紙でチューリップを折り、ホールに飾りました。さらに、ゆり組は「みんなにプレゼントがしたい!」と海で拾ってきたシーグラスを使いフォトフレーム作りもしました。子ども達の取り組む姿から、おうちの人に「こんなことができるようになったよ」と見てもらいたい気持ちが伝わってきました。
「みんなと仲良くなりたい」という子ども達の思いから、歓迎会は「なかよし会」に決まりました。そして、仲良くなるために、みんなで一緒に楽しもうと、フルーツバスケットならぬ乗り物バスケットをやることになりました。なかよし会当日、おうちの人は「何年ぶりだろう?」とちょっと恥ずかしそうな様子でした。でも、いざ始まると笑い声が上がり、全員が真剣に楽しんでいました。子ども達の「仲良くなりたい」という気持ちが伝わり、初めて会うおうちの方同士で自然と会話が弾んでいました。
ゆり組が作ったフォトフレームは、なかよし会当日の朝、親子で撮った写真を貼りプレゼントしました。ステキなプレゼントに「うれしい!」「わー!サプライズですね」と喜んでくれました。みんなが仲良くなれた「なかよし会」大成功でした。