あしあと
富津市では、海外との相互理解を深め、国際化時代にふさわしいまちづくり、人づくりを行うため、アメリカ西海岸で人口、産業形態等似かよった都市と交流を深めようと企図し、株式会社ジュピターコーポレーションの故藤村義朗会長から推薦を受けたカールスバッド市のマリー・キャスター市長(当時)へ昭和61年6月に書簡を送りました。
そして、昭和62年8月には、黒坂正則市長(当時)が公式訪問し、クロード・バディ・ルイス市長(当時)や関係者に盛大なる歓迎を受けました。この間、約100人の市民がカールスバッド市を訪問しました。
これらの経緯を踏まえ、カールスバッド市議会では1988年(昭和63年)1月26日に、富津市議会では、同年3月28日にそれぞれ姉妹都市締結について議決しました。
同年10月25日には、富津公民館にて、来日中のクロード・バディ・ルイス市長(当時)一行を迎え、正式な姉妹都市締結調印式が行われました。
以来、両市市民のホームスティを中心にした交流が行われています。
位置 | アメリカ西海岸のカリフォルニア州の南部 |
---|---|
人口 | 約10万人 |
面積 | 約104キロ平方メートル |
特徴 | 温暖な気候と長い海岸線を有する。1月の平均気温15℃、7月の 平均気温平均気温が23℃と四季を通じて温暖な気候 |
主な産業 | 地理的な条件を活かしたマリンスポーツやレジャー産業が盛ん。 各種のハイテク産業も盛んで、観光、マルチメディア、健康、バイ オテクノロジー関係の企業が集積しています。 |
活動状況 | 市内には国際交流を支援する団体が設立され、さまざまな活動を 行っています。 |
カールスバッドの花畑です
富津市が昭和52年12月より姉妹都市として、幅広い分野での交流を深めてきた塩山市は、平成17年11月1日に勝沼町・大和村と合併し、甲州市となりました。
富津市との交流は新市に引き継がれることとなり、平成18年10月22日に友好都市として新たな提携を結びました。
位置 | 山梨県(甲府盆地)の北東部 |
---|---|
人口 | 約3万7千人 |
面積 | 約264.01キロ平方メートル |
特徴 | 日本百名山のひとつ「大菩薩峰」(2057m)をはじめとした1000m 級の山々が連なる。変化に富んだ渓谷と透明感あふれる清流な ど美しい自然に育まれた、イチゴ、さくらんぼ、桃、ぶどう、枯露( ころ柿)柿などの果物が四季を通じて味わうことができる。 武田氏ゆかりの文化財を始め、多くの歴史的建造物や神社仏閣 は訪れる人々に歴史の深さを感じさせる。 |
主な産業 | ぶどうや桃などの果実の栽培と高品質の果実酒などの加工製造 業が盛んで、40社を超えるワイン工場が存在する。 |
大菩薩峠の写真
●富津市と塩山市の関係
市内に足跡を残す真里谷武田氏の祖は甲斐武田氏と同族であり、旧塩山市と富津市は歴史的にも深い関わりがありました。
富津市の郷土史家と塩山市との間では交流があり、それがやがて市に引き継がれ塩山市との姉妹都市締結となりました。