あしあと
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薬王寺(やくおうじ)は、湊川下流南寄りの海岸で老松に囲まれた佳景の地にあります。
オハツキイチョウとは、種子が奇形的に葉に生じたもので、本樹は寺伝によれば、文化9年(1812年)、奥州白河藩主、松平越中守定信が本堂、薬師堂再建の大檀那として、自ら領国白河より取り寄せ手植えしたものと伝えられています。
樹高は18メートル、根周り3.1メートル、目通り2.1メートル、枝張り南北15メートル、東西14メートル、樹勢は旺盛で結実もよく、葉上種子は昭和39年10月の落下種子調査で、結実総数の43.7パーセントが、「オハツキ」と記録され、葉上種子の大きさは直径で約2から3センチ、横1.5から3.5センチで、お葉つきの種子は珍らしく、県南を代表するオハツキイチョウとして県指定を受けました。
昭和40年4月27日に県文化財の指定を受けました。
〒299-1621 富津市竹岡9