鋸山
鋸山(のこぎりやま)
鋸山は南房総国定公園に指定され、稜線を境に、北は富津市、南は鋸南町となっています。標高329メートルの低名山として四季を通して親しまれ、車、電車、フェリーを使ってもアクセスも良いことから、観光客の絶えない人気の場所となっています。江戸時代から昭和60年まで房州石(ぼうしゅういし)を切り出しており、山肌や稜線がギザギザのノコギリのように見えることから「鋸山」と呼ばれています。
登山道(1) 関東ふれあいの道「東京湾を望むみち」
富津市のJR浜金谷駅から鋸南町のJR保田駅に続くルートとなっています。「関東ふれあいの道」とは首都圏自然歩道の愛称です。一都六県を結ぶ長距離自然歩道の一部に「東京湾を望むみち」として鋸山が含まれています。主な地点は、JR浜金谷駅、観月台、ラピュタの壁、石切場跡、地球が丸く見える展望台、鋸山山頂(三角点)、林道口、JR保田駅となります。
登山道(2) 車力道(しゃりきみち)
江戸時代から昭和60年まで「房州石(ぼうしゅういし)」を切り出していた鋸山。石切りは男性が行い、車力(しゃりき)と呼ばれる女性が石を麓まで運んでいました。機械化される昭和35年頃まで1本80kgの石3本を麓まで運ぶ作業を1日3往復も行っていました。現在も残るその道の事を「車力道(しゃりきみち)」と呼んでいます。
ルートには、石畳と車力達が石を運ぶ時に使用した、ネコ車(ねこぐるま)とよばれる荷車の轍(わだち)が残され、石切場跡には荷下ろし場や、機械化がされた当時の重機が残っており、当時の様子を偲ばせます。現在では産業遺産として改めて注目されている場所です。
また、石切職人の遊び心として文字や絵などが彫られている場所もあり、令和3年7月にはネコが彫られた石切場、「猫丁場(ねこちょうば)」と呼ばれる新しいスポットが公開されました。
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富津市役所
・建設経済部・商工観光課
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