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あしあと
2月8日から11日まで天羽地区で開催された「むらおこしコンテストinふっつ2020」で、最終日の11日に、各グループの発表会が行われました。
このコンテストは、全国から集まった大学生が5つのグループに分かれて天羽地区内に泊まり込み、地元住民の方々との交流などを通じて各区域の現状を学ぶ中で、その区域における課題を発見し、解決策を提案するというコンテストです。住民に寄り添った地域課題の発掘や、その解決策の考案に取り組むことで地域活性化の一助となることを目指す、他とは一味違ったコンテストです。
発表会では、湊・竹岡・金谷・天神山・峰上の各地域で4日間活動した5グループがそれぞれ工夫を凝らしたプランを発表し、全てのグループの発表へ温かい拍手が送られました。
獣害対策とJRの人気イベント「駅からハイキング」に焦点を当てた観光と生活環境整備との融合プラン。
山道を通るルートを新設、整備をボランティアと一緒に行うことで関係人口、地元での消費も増加し、山道を整備することにより獣害対策にも貢献。
また、空き家のレンタル・民泊も導入し、「ちょうどいい田舎」として、竹岡・市全体を前面にPRして地域を活性化。
移住者の多い金谷において、「移住者」と「地元住民」の分散化解消をテーマに、 廃校を「学校給食食堂」、「エコツーリズム」、地域の運動会や災害拠点とするなど、地域コミュニティづくりに活用するプラン。
観光客の滞在時間が短いという課題の解決策として、スタンプラリー形式で金谷観光を充実化。
自然体験などで利用されている「環南みんなの楽校」について、君津商業高校との連携により住民負担を軽減。
湧き水「志駒不動様の霊水」を使ったコーヒーの販売や農産物直売所の設置により、来訪者による経済効果を上げるとともに、生産者のやりがいも創出。
「廃校を地域とともに成長していく拠点」をテーマに、全世代交流型の施設にし、学童保育の継続や、企業誘致などによるコミュニティを形成し、人をつなげる場に。
耕作放棄地ゼロという特徴を活かし、就農意欲がある方に、農業の世代交代。
まちに「色をつける」をテーマに、小学生の卒業制作として駅のタイル張替による思い出づくり。
また、東日本2番目のメガソーラーがあるなど、太陽光発電をPR。
チラシや、駅前での太陽アートなど、スローガンを掲げて魅力・知名度を向上 。
最優秀賞には竹岡チームが選ばれました。
チームの代表者は、この経験を忘れず、自分達が将来、次の世代にバトンを渡すため、何をすべきか考えていきたいと語り、4日間を通じてとても有意義だったと話していました。
以下のリンク先では、各発表の様子が動画で閲覧できます。
富津っ子 https://futtsu.co/7177(別ウインドウで開く)
主催者:東大むら塾
東大むら塾は、農業・地域おこしを柱とする東京大学の学生サークルです。
農業面では、相川地区での減農薬米・無農薬野菜づくり、地域おこし面では、相川・梨沢地区における「地域懇談会」などの活動をしています。
東大むら塾 https://todai-murajuku.com/(別ウインドウで開く)